隘路の読み方・意味とは?(語源由来・類義語・対義語)
【二字熟語】
隘路
【読み方】
あいろ
【意味】
①狭くて通行の困難な道。
②物事を進める上で妨げとなるものや条件。支障。難点。ネック。
ええな、それはつまり、一つは物理的に狭くて通りづらい道を指し、もう一つは何かをしようと思った時に、その邪魔をするような問題や困難な条件のことを言うんやな。
例えば、「この計画の隘路を取り除く」って言うときは、「この計画の邪魔になってる問題を解決する」って意味になるんやろな。
【語源・由来】
「隘」は「せまい。土地にゆとりがない。度量が小さい。」
【類義語】
崖道、岨道、険路
隘路(あいろ)の解説
カンタン!解説
「隘路」っていうのは、狭くて通るのが難しい道のことを指すんだよ。例えば、山道や森の中の細い道とか、そういう道を指すんだ。
でも、「隘路」って言葉は、実際の道だけじゃなくて、物事を進めるのが難しい状況を表すときにも使うことがあるんだよ。例えば、「予算枠が隘路となって計画が中断した」って言ったら、予算が足りなくて、それが問題になって計画が止まった、という意味になるんだ。
つまり、「隘路」は、進行を困難にするものや条件、つまり問題や難点を指すこともあるんだよ。
隘路(あいろ)の使い方
健太くん遅刻するわよ。
こうなったら近道をするしかないね。
あの隘路を通るの?狭くて薄暗くていやだな。
遅刻するよりいいじゃないか。走るよー。
隘路(あいろ)の例文
- 隘路に逃げ込んでしまい、絶体絶命の危機だった。
- 隘路しか出入口がないこの国は、敵に攻め込まれにくい。
- 隘路では行動の自由が制限される。
- 途中厳しい隘路を通らなければならない。
- その道は、二人通るのがやっとというような隘路です。
隘路(あいろ)の文学作品などの用例
- ・・・めの路ではないような隘路をかくして、朽ちてゆくばかりの存在を続け・・・ 梶井基次郎「ある崖上の感情」
「隘路」と「狭路」の違いは?
「隘路」に似ている語に「狭路」があります。
「狭路」は「狭い路。ほそみち。細径。隘路。」という意味です。
「隘路」も「狭路」も「狭い道」という意味です。
しかし、「隘路」には「物事を進める上で妨げとなるものや条件。支障。難点。ネック。」という意味があり、「狭路」とは異なります。
「隘路」と「狭路」は、どちらも物理的に狭くて通りづらい道路を指すという点では同じだよ。
だけど、「隘路」はもう一つの意味も持っているんだ。それは、物事を進める上での障害や難点、つまり進行を妨げるものを表すためにも使われる。
だけど、「隘路」はもう一つの意味も持っているんだ。それは、物事を進める上での障害や難点、つまり進行を妨げるものを表すためにも使われる。
一方、「狭路」は物理的な意味での狭い道路を指すという点に特化していて、隘路のように比喩的な意味で使われることは少ないんだよ。
なるほどな。つまり、「隘路」は狭い道路や問題点の二つの意味がある一方、「狭路」は狭い道路のことだけを言う言葉やな。
だから、「狭路」を使うときは実際の道路の話をしている場合が多いけど、「隘路」を使うときは、その道路の話か、何か進行を邪魔する問題や困難な条件の話か、どっちかになるんやな。
でも、この言葉は他の場面でも使われるんだ。それは、物事を進める上での障害や難点を指すために使われることがあるんだ。