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「思慮」の意味と使い方や例文!「思料」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
思慮

【読み方】
しりょ

【意味】
注意深く考え思うこと。思いめぐらした考え。おもんばかり。

【語源・由来】
「思」は、「おもう。考える。おもい。こころ。」「慮」は、「おもんぱかる。思いめぐらす。考える。」このことから「思慮」は「思いめぐらした考え」という意味。

【類義語】
思索、熟考、熟慮、考慮、考察、思惟、勘案

思慮(しりょ)の使い方

健太
また失敗してしまったよ。
ともこ
健太くんは思慮が足りなくて浅はかね。
健太
どうすればいいのかな。
ともこ
もっと思慮深くなるべきよ。

思慮(しりょ)の例文

  1. 思慮ある人はそんなことはしないだろう。
  2. 急な展開にも対応できる思慮をともこちゃんは持っていた。
  3. 慣れ過ぎて思慮が足りなくなっているから、初心に帰るべきだ。
  4. 思慮ある人たちは決して騒ぎたてなかった。
  5. 咄嗟のことに思慮に欠ける行動に出てしまった。

「思慮」と「思料」の違いは?

思慮」に似た言葉に「思料(しりょう)」があります。

思料」は「おもいはかること。考えること。」という意味です。

「思量」とも書きます。
「言の是非を思料する。」というように用いられ、「思慮」と異なり「思料」は、主に「法曹(ほうそう)関係の用語」として使われます。

他にも違いがあり、「思慮」は名詞であるのに対し、「思料」は動詞の形で使います。

思慮」「思料」ともに、注意深く考えることという意味は同じですが、文法的な使い方が異なります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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