【二字熟語】
思慮
【読み方】
しりょ
【意味】
注意深く考え思うこと。思いめぐらした考え。おもんばかり。
【語源・由来】
「思」は、「おもう。考える。おもい。こころ。」「慮」は、「おもんぱかる。思いめぐらす。考える。」このことから「思慮」は「思いめぐらした考え」という意味。
【類義語】
思索、熟考、熟慮、考慮、考察、思惟、勘案
思慮(しりょ)の使い方
また失敗してしまったよ。
健太くんは思慮が足りなくて浅はかね。
どうすればいいのかな。
もっと思慮深くなるべきよ。
思慮(しりょ)の例文
- 思慮ある人はそんなことはしないだろう。
- 急な展開にも対応できる思慮をともこちゃんは持っていた。
- 慣れ過ぎて思慮が足りなくなっているから、初心に帰るべきだ。
- 思慮ある人たちは決して騒ぎたてなかった。
- 咄嗟のことに思慮に欠ける行動に出てしまった。
「思慮」と「思料」の違いは?
「思慮」に似た言葉に「思料(しりょう)」があります。
「思料」は「おもいはかること。考えること。」という意味です。
「思量」とも書きます。
「言の是非を思料する。」というように用いられ、「思慮」と異なり「思料」は、主に「法曹(ほうそう)関係の用語」として使われます。
他にも違いがあり、「思慮」は名詞であるのに対し、「思料」は動詞の形で使います。
「思慮」「思料」ともに、注意深く考えることという意味は同じですが、文法的な使い方が異なります。