【二字熟語】
順境
【読み方】
じゅんきょう
【意味】
万事が都合よく運んでいる境遇。恵まれた幸せな境遇。
【語源・由来】
「順」は「都合がよい。さしさわりがない。」
「境」は「人が置かれた状態。立場。ありさま。ようす。」
【類義語】
順調、順風満帆、好調
【対義語】
逆境
順境(じゅんきょう)の使い方
順境にあると、人間おごり高ぶるものだよね。
順境の時は人に花を持たせ、逆境の時は自らが前面に立って、その責任を代わりに負うような人が聖人君主なんでしょうね。
逆境の時に前面に立つのは難しいけれども、順境の時に逆境にある人を思いやる心は忘れたくないな。
そうありたいわね。
順境(じゅんきょう)の例文
- ともこちゃんは、順境の内に育つ。
- 彼の一生は順境を以て終始した。
- 順境の時も逆境の時も共に分かち合おう。
- 健太くんの様子から察するに、逆境をはねのけ、今は順境なようだ。
- 人生が順境に転じるよう祈る。
「順境」と「逆境」の違いは?
「順境」に似ている語に「逆境」があります。
「逆境」は思うようにならず苦労の多い境遇。
という意味です。
「順調」の「順」は「都合がよい。さしさわりがない。」という意味で順調ということ、「逆境」の「逆」は「本来の方向・事態などと反対である。」という意味で苦労の多い境遇をいいます。
このことから、「順境」⇔「逆境」、対義語といえます。