【二字熟語】
節穴
【読み方】
ふしあな
【意味】
①板などの節が抜けおちたあとの穴。
②見る能力のない目。見えるはずのものを見落としたり、物事の意味を見抜く力のないことをあざけっていう語。
【語源・由来】
板などの節が抜けおちたあとの穴の意味から。
【類義語】
浅見
【対義語】
慧眼
節穴(ふしあな)の使い方
うーん。難しいな。
間違い探しをしているの?
うん。でも見つからないんだよね。
健太くんの目は節穴ね。私はもう全部見つけたわよ。
節穴(ふしあな)の例文
- こんな誤植を見逃すなんて、お前の目は節穴か。
- 私の目は節穴じゃないぞ。
- 健太くんと彼が兄弟だと気が付かないなんて、皆の目は節穴だな。
- 健太くんの目が節穴だってことは知っていたけれども耳もなのか。
- それを見抜くことができないほど健太くんの目は節穴ではない。
節穴(ふしあな)は「目」だけでなく「耳」にも使える?
「節穴」は、「見る能力のない目。見えるはずのものを見落としたり、物事の意味を見抜く力のないことをあざけっていう語。」という意味で使われるので、「目」に使われる語です。
しかし、「節穴」は「耳」に使うことはできません。
「お前の目は節穴か」という表現はありますが、「お前の耳は節穴か」とは使いません。
「耳」を使った人をあざけっていう言葉に以下のようなものがあります。
籠耳(かごみみ)・・・「籠に入れた水が編み目から漏れるところから、聞いてもすぐ忘れてしまうこと」
笊耳(ざるみみ)・・・「笊に水を入れてもすぐ漏れるところから、何を聞いてもすぐ忘れてしまうこと。また、そのような人。かご耳。」