英断の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
英断
【読み方】
えいだん
【意味】
①思い切りよく事を決すること。
②すぐれた決断。
「英断」という言葉は、迷わずに果敢に事を決めること、またはその決断が特に素晴らしいときを指すんだよ。
そうか、それはつまり、「さっさと決める」や「すごい決断をする」ことを言うんやな。
ぐずぐずせずにビシッと決めること、またはその決断がえらくいいときのことを指してるんやな。
【語源・由来】
「英」は「ひいでる。すぐれる」「断」は「きめる。さだめる。さばく。」という意味。このことから「英断」は「すぐれた決断」という意味。
【類義語】
裁断、果断、即断、速断
【対義語】
愚断、早計、不断
英断(えいだん)の解説
カンタン!解説
「英断」という言葉は、しっかりと、はっきりと決断を下すこと、またはその決断が非常に優れていることを示しているんだよ。
例えば、「大英断を下す」っていう表現は、大きな、重要な決定を、はっきりと、確信をもって下すことを言っているよ。ここでの「大」は、決断の大きさや重要さを強調しているんだ。
だから、「英断」という言葉は、迷わずに、または優れた方法で物事を決めることを示しているんだよ。大事な決定を下すときや、重要な選択をするときによく使われる表現だね。
英断(えいだん)の使い方
大きな地震が起きた時に、避難訓練通り屋上に逃げようとした人たちに山に逃げるよう提案した人がいたんだって。
それで多くの命が救われたんだから英断だったわね。
その英断を信じてついていった人たちも偉いよね。
無駄足になったとしても、揺れたら高台へが鉄則ね。
英断(えいだん)の例文
- 犠牲者が増える前に退いたのは英断だった。
- 一日も早いご英断を切に要請するものであります。
- ともこちゃんの英断には万雷の拍手を送りたい。
- 自然保護のため、リニアのルートを変更するという英断を下した。
- あの時の社長の英断が会社存続につながった。
英断の文学作品などの用例
上から目線になる?
「英断」には敬語の意味は含まれないのですが、目上の人に対して使う場合、接頭語である「ご」をつけて「ご英断」という形で用いることができます。
対して、目下の人または同じ立場の人に対して使う場合「大英断だったね。」というように、すぐれた決断を評価する際に用います。
なので、上から目線になることはありません。
感染症が蔓延した際に「中止にしたイベントを『英断』と褒めるのは上から目線な感じ」という意見がSNSで出ました。
これは、「中止にするべきだと考える人たちが自分の思ったとおりになった。」「自分たちの訴えが通った、そんな自分たちは偉い。」と自画自賛しているニュアンスを感じた方がSNSでコメントしただけで、「英断」という語に上から目線という意味はありません。