懐古の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
懐古
【読み方】
かいこ
【意味】
昔の事をなつかしく思うこと。
時間が経っても、昔の良い時を忘れずに心に持ってるということやね。みんな、たまには昔のことを思い出してほっこりしたりするもんやな。
【語源・由来】
「懐」は「なつかしい。なつかしむ。」「古」は「過ぎ去ったむかし。いにしえ。」という意味。このことから「懐古」は「昔を懐かしく思うこと。」という意味。
【類義語】
懐かしさ、郷愁、懐旧、郷愁、ノスタルジア
懐古(かいこ)の解説
「懐古」って言葉は、昔のことや古い時代のことを思い出して、その頃のことをとてもなつかしく感じることを言うんだよ。もう少しカジュアルに言えば、「昔を懐かしむ」みたいな感じだね。
例えば、子供の頃によく遊んでいた公園や、昔の学校、または大昔の歴史的な出来事を思い出して、その頃のことを懐かしく思うことが「懐古」に当たるよ。
「町の歴史を懐古する」という表現は、町の昔の風景や出来事を思い出して、それを懐かしく思っている状態を表しているね。
そして、「懐古趣味」というのは、昔のものや時代に関心を持ち、それに夢中になることを好む趣味や性格を指す言葉だよ。たとえば、レトロなものを集める人や、昔の音楽やファッションが大好きな人は、懐古趣味を持っていると言われることがあるよ。
つまり、「懐古」は昔のことを懐かしく思う気持ちや行動を指す言葉なんだよ。
懐古(かいこ)の使い方
懐古(かいこ)の例文
- 懐古ブームのおかげで駄菓子が人気だ。
- 故郷に似た風景を見て、懐古的な気分になってしまった。
- 懐古の情がわいてきた。
- 健太くんの家は新築なのに懐古的な昭和風の家である。
- 土手に寝そべって青春時代を懐古する。
懐古の文学作品などの用例
「懐古厨」とは?
「懐古」を使った語に「懐古厨」という言葉があります。意味は「昔を懐かしんでばかりで現在の物事を否定する人」です。
「懐古厨」の「厨」は「厨房」の省略形です。「厨房」は辞書では「台所、調理場」という意味ですが、ここでは中学生坊主を略した「中坊」のことです。この「中坊」の漢字が変化して「厨房」になりました。
「厨房」は思春期の中学生のように世間知らずで自意識過剰な発言をする人を見下す言葉です。
「最近のアニメはだめだ、昭和のアニメは神だ。」というように以前のバージョンを持ち上げる人のことを言います。
つまり、以前のものが最高で、今のものはそれほど良くない、という考えを持っている人のことなんだ。
人々が過去の良い思い出や時代を回想して、その感情を楽しむことを意味しているよ。