【二字熟語】
未見
【読み方】
みけん
【意味】
まだ、見たり会ったりしたことがないこと。
【語源・由来】
「未」は「まだ…しない。」
「見」は「みる。目でみる。みえる。」
【類義語】
未知
【対義語】
発見
未見(みけん)の使い方
今度の展覧会は、日本初公開の絵が多数あるんだって。
未見の絵をたくさん見ることができるのね。
きっと混雑するんだろうな。
混雑は嫌だけど、見ないと後悔すると思うわ。
未見(みけん)の例文
- ここにいるのは、未見の人ばかりです。
- 未見の書がまだまだたくさんある。
- 行ったことがある土地よりも、未見の地の方が多い。
- 第一シリーズは見たのですが、第二シリーズは未見です。
- 評判はいいんだけど、僕の好みじゃなさそうだから未見なんだよ。
「未見の我」とは?
「未見」を用いた有名な言葉に、「未見の我(われ)」があります。
「未明の我」は、未だ出会ったことのない自分。試練を経て、成長した先にいる新たな自分。
という意味です。
幕末の武士、吉田松陰の
「未だ、見たことのなかった自分を目指しなさい。
心は熱く、一生に一度くらい、本気でやってみなさい。
必ず達成します。 運命を造りなさい。」
という言葉がもとになっています。
「未見の我」(未だ見ぬ自分)を目指して本気で励むことで、ものごとを達成することができると説いています。
ぼんやり毎日を過ごしているだけでは「未見の我」に出会うことなく、一生を終えていきます。
「未見の我」に出会うためには、物事に本気で取り組み、自分自身を深く見つめなおし、周囲から刺激を受けることが必要です。
物事に本気で取り組むことで、自分の中に眠っていた才能が目覚めます。その才能が「未見の我」です。
また、結果が成功でも失敗でも、本気で取り組むことで人は成長します。その成長した自分もまた「未見の我」です。