【二字熟語】
指向
【読み方】
しこう
【意味】
ある方向・目的に向かうこと。また、方向や目的を指示してその方に向かわせること。志向。
【語源・由来】
指示して向かわせる意から。
【類義語】
志向
指向(しこう)の使い方
健太くんの家は、地方新聞を購読しているのね。
地域指向の編集をしているから、地元のことが詳しく書いてあって便利なんだよ。
全国紙は東京の情報ばかり掲載されているもんね。
そうなんだよ。東京以外にも人は住んでいるのにね。
指向(しこう)の例文
- 市場を東南アジア全域に指向する。
- 指向性アンテナを使えば、ウェブに接続されていないシステムでもサイバー攻撃が可能です。
- 彼は、和平指向が強い大統領です。
- 健太くんは権力指向が強い。
- 物価の安定を指向する政策を進める。
「指向」と「志向」「嗜好」の違いは?
「指向」に似ている語に「志向(しこう)」「嗜好(しこう)」があります。
「指向」と「志向」の違い
「志向」は、意識が一定の対象に向かうこと。考えや気持ちがある方向を目指すこと。指向。
という意味です。
辞書で「指向」をしらべると「志向」が、「志向」を調べると「指向」が意味に書いてあることから、類義語と言えます。
しかし、主に「志向」はこころざし向かう所をいうのに対し、「指向」は、ある方向を目指すことをいいます。
「指向」と「嗜好」の違いは?
「嗜好」は、ある物を特に好み、それに親しむこと。好み。主に飲食物についていう。
という意味です。
「指向」は、ある方向に向かっていることをいいます。
対して「嗜好」は、主に飲食物に対して使われ、趣味や好みをいうので意味が違います。