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「哀哭」の意味と使い方や例文!「慟哭」との違いは?(類義語)

哀感の読み方・意味とは?(語源由来・類義語)

意味

【二字熟語】
哀哭

【読み方】
あいこく

【意味】
声をあげて泣き悲しむこと。

二字熟語の博士
「哀哭」という言葉は、声を上げて悲しく泣くことを指すんだよ。

深い悲しみを表現する強い言葉なんだ。

助手ねこ
それはつまり、「大声で泣いて悲しむ」ことを言うんやな。とても悲しいときに、心の底から泣き出すことやな。

言葉の力で、その悲しみの深さがよくわかるわ。

【語源・由来】
「哀」は「かなしい。かなしむ。うれい。」
「哭」は「大声で泣く。」

【類義語】
号泣、慟哭

哀哭(あいこく)の解説

カンタン!解説
解説

「哀哭」っていう言葉はね、すごく悲しくて、大声で泣くことを指すんだよ。

例えば、大好きなおもちゃをなくしたときや、大切な人と別れてしまったときなど、心から深く悲しむときに「哀哭する」と言うんだ。

もうちょっと子供っぽく言うと、「すごーく悲しくて、ギャン泣きすること」っていう意味だよ。だから、「哀哭」っていうのは、すごく悲しくてたまらない、という気持ちを表しているんだね。

哀哭(あいこく)の使い方

ともこ
健太くんの哀哭のさまは尋常じゃないわね。
健太
先生のことは、師とも父とも思っていたからね。
ともこ
そんな先生が亡くなったら、心の支えを失くしたようなものよね。
健太
そうなんだよ。

哀哭(あいこく)の例文

例文
  1. 親を亡くした健太くんの哀哭のほどが、礼の規定を超えていた。
  2. 悲痛な哀哭が聞こえた。
  3. 哀哭のあまり、食事を受け付けず痩せ細ってしまった。
  4. 哀哭の礼を捧げて喪に服した。
  5. ともこちゃんは、比類ない哀哭ぶりだった。

哀哭の文学作品などの用例

  1. ・・・ァールの悲惨な運命を哀哭するには余りに深くロマーノフの罪悪史を知・・・ 内田魯庵二葉亭追録

  2. ・・・集るの、人はそのとき哀哭、切歯することがあろうだの、実に、とんで・・・ 太宰治駈込み訴え

「哀哭」と「慟哭」の違いを解説

哀哭」に似ている語に「慟哭(どうこく)」があります。

慟哭」は、悲しみのあまり声をあげて泣くことをいいます。

慟哭」の「」は、「なげく。身もだえして悲しむ。」という意味です。

哀哭」も「慟哭」も、声をあげて泣き悲しむことをいいます。

しかし「慟哭」は、身もだえするほど悲しいという意味があり、「哀哭」より泣き悲しむことをいいます。

二字熟語の博士
「哀哭」と「慟哭」は似ているが、表現する悲しみの度合いが違うんだ。

「哀哭」は声を上げて悲しむことを言う一方、「慟哭」は悲しみがあまりにも大きく、身もだえするほどに泣くことを指すんだ。

助手ねこ
つまり、「哀哭」は声を上げて泣くんやけど、「慟哭」はそれよりもっと悲しい状態を言うんやな。

それほど悲しくて、体も動かすのがつらいほどに泣くことを「慟哭」というんやな。同じように見えても、その言葉の持つ感情の深さが違うんやな。

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