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「美観」の意味と使い方や例文!「美観を損なう」とは?(類義語)

【二字熟語】
美観

【読み方】
びかん

【意味】
美しい眺め。

【語源・由来】
「美」は「見た目にすばらしい。形がよい。うつくしさ。」
「観」は「目に見える様子・眺め。」

【類義語】
景観、奇観、異観、壮観、偉観、スペクタクル

美観(びかん)の使い方

ともこ
ここにビルが建つんですって。
健太
美観を損ねるって反対運動が起きているらしいね。
ともこ
計画よりも低層にするかもしれないんですって。
健太
この歴史ある美しい景観は守ってほしいよね。

美観(びかん)の例文

  1. 宮廷の美観はひととおり見るといつも同じで、すぐ驚きもしなくなる。サルジニア王家には、当時、ヨーロッパ第一流の交響楽団があった。(ルソー、告白 上)
  2. その静平なる様は、この動揺せる時代の一美観とも言えるものであった。(ヴィクトル・ユゴー、レ・ミゼラブル)
  3. あの家は、町の美観と不調和だ。
  4. 都会の美観を作るにもまたこの二つを除くわけには行かない。(永井荷風、日和下駄)
  5. 戦争で、多くの尊い命とともにあの美観が失われてしまった。

「美観を損なう」とは?

美観」を用いた表現の一つに「美観を損なう(びかんをそこなう)」があります。

美観を損なう」とは、美しい眺めをだめにするという意味です。

【例文】

  1. 複数の屋台が営業していたが、美観を損なうとして立ち退きを命じられた。
  2. 電柱はこの町の美観を損なうとして、無電柱化が検討されている。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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