【二字熟語】
美観
【読み方】
びかん
【意味】
美しい眺め。
【語源・由来】
「美」は「見た目にすばらしい。形がよい。うつくしさ。」
「観」は「目に見える様子・眺め。」
【類義語】
景観、奇観、異観、壮観、偉観、スペクタクル
美観(びかん)の使い方
ここにビルが建つんですって。
美観を損ねるって反対運動が起きているらしいね。
計画よりも低層にするかもしれないんですって。
この歴史ある美しい景観は守ってほしいよね。
美観(びかん)の例文
- 宮廷の美観はひととおり見るといつも同じで、すぐ驚きもしなくなる。サルジニア王家には、当時、ヨーロッパ第一流の交響楽団があった。(ルソー、告白 上)
- その静平なる様は、この動揺せる時代の一美観とも言えるものであった。(ヴィクトル・ユゴー、レ・ミゼラブル)
- あの家は、町の美観と不調和だ。
- 都会の美観を作るにもまたこの二つを除くわけには行かない。(永井荷風、日和下駄)
- 戦争で、多くの尊い命とともにあの美観が失われてしまった。
「美観を損なう」とは?
「美観」を用いた表現の一つに「美観を損なう(びかんをそこなう)」があります。
「美観を損なう」とは、美しい眺めをだめにするという意味です。
【例文】
- 複数の屋台が営業していたが、美観を損なうとして立ち退きを命じられた。
- 電柱はこの町の美観を損なうとして、無電柱化が検討されている。