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「撲滅」の意味と使い方や例文!「根絶」「殲滅」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
撲滅

【読み方】
ぼくめつ

【意味】
うちほろぼすこと。ほろぼし絶やすこと。

【語源・由来】
「撲」は「うつ。なぐる。たたく。」
「滅」は「ほろびる。ほろぼす。」

【類義語】
全滅、絶滅、壊滅

撲滅(ぼくめつ)の使い方

健太
ともこちゃんは将来どんな仕事に就きたいの。
ともこ
貧困を撲滅する仕事がしたいな。
健太
それは大事な仕事だね。
ともこ
具体的には決まってないけれども、将来のために今は勉強を頑張るの。

撲滅(ぼくめつ)の例文

  1. 害虫を撲滅するために研究する。
  2. 麻薬撲滅運動をしています。
  3. 飲酒運転の撲滅を目指す。
  4. 伝染病を撲滅する。
  5. いじめ撲滅を宣言する。

「撲滅」と「根絶」や「殲滅」の違いは?

撲滅」に似ている言葉に「根絶(こんぜつ)」や「殲滅(せんめつ)」があります。

「撲滅」と「根絶」の違い

根絶」は根本からなくなるようにすること。ねだやし。根こぎ。(例:飲酒運転を根絶する。)

という意味です。

撲滅」も「根絶」もよくないものを完全になくすという意味は同じです。

しかし、「撲滅」は打ち倒すように完全に滅ぼすことを言うのに対し、「根絶」は二度と起こらないように根絶やしにすることをいいます。

ニュアンスの違いなので、多くはどちらを使っても通じます。文脈や何を伝えたいかによって使い分けましょう。

「撲滅」と「殲滅」の違い

殲滅(せんめつ)」は討ち滅ぼすこと。(例:敵を殲滅する。)

という意味です。

撲滅と「殲滅」はうちほろぼすという意味が同じです。

しかし、「殲滅」は「敵を殲滅する。」というように、主に敵に対して用いる語なので、社会生活に害のあるものを討ち滅ぼすという意味の「撲滅」とはほろぼす対象が異なります。