読み方で悩みやすい漢字の一つに、「雪洞」があります。
Q「雪洞」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
雪洞の読み方
- 「ぼんぼり」
- 「せつどう」
- 「ぼんぼり」と「せつどう」両方とも
このページでは、悩みやすい「雪洞」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「雪洞」の読み方は、「ぼんぼり」?「せつどう」?
雪洞の正しい読み方は、「ぼんぼり」「せつどう」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「雪」の音読みには「セツ」、訓読みには「ゆき」「すす(ぐ)」「そそ(ぐ)」があります。また、「洞」の音読みには「ドウ」「トウ」、訓読みには「ほら」「うろ」「つらぬ(く)」「ふか(い)」「うつろ」があります。
雪洞の読み方は「ぼんぼり」「せつどう」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「ぼんぼり」と「せつどう」の両方です。
広辞苑には「ぼんぼり」「せつどう」の両方の項目があります。また、他にも「せっとう」の読み方があります。
「雪洞」の意味は、「ぼんぼり」と「せつどう」で違う!
「雪」には「ゆき」「ゆきのように白い」などの意味があります。一方、「洞」には「ほら」「ほらあな」「つらぬく」「うつろ」などの意味があります。
雪洞(ぼんぼり)の意味は「茶炉などに用いる紙張りのおおい。せっとう」「絹や紙のおおいを付けた手燭または小型のあんどん」です。
一方、雪洞(せつどう)の意味は「登山中の露営のために雪を掘ってつくった横穴」です。
新明解国語辞典(第四版)の「ぼんぼり」の項目には「今日 普通の用字『雪洞』は、もと茶炉のおお(蔽)いから転じたもの」とあります。
雪洞を用いた例文には「雛祭りに雪洞(ぼんぼり)を飾る」「雪洞(せつどう)で夜を過ごす」があります。
まとめ
- 雪洞の読み方は、「ぼんぼり」「せつどう」のどちらも正しい。
- 雪洞(ぼんぼり)は「茶炉に用いる紙張りのおおい」「絹や紙のおおいを付けた手燭または小型のあんどん」を意味する。
- 雪洞(せつどう)は「露営のために雪を掘ってつくった横穴」を意味する。