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「凡手」の意味と使い方や例文!「凡手の業ではない」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
凡手

【読み方】
ぼんしゅ

【意味】
①平凡な腕前。また、その人。
②碁・将棋などで、つまらぬ手。

【語源・由来】
「凡」は「一般的で特に目立たない。普通。」
「手」は「てなみ。うでまえ。やりかた。」

【類義語】
緩手、悪手

【対義語】
名手、好手、妙手、最善手

凡手(ぼんしゅ)の使い方

ともこ
健太くん。この知恵の輪を解いてみてよ。
健太
凡手の僕には無理だよ。
ともこ
解き方を知れば、意外と単純なんでしょうね。
健太
天才だったら、ぱぱっと思いつくんだろうね。

凡手(ぼんしゅ)の例文

  1. 愛しているを月がきれいですねと訳した夏目漱石は、凡手ではなく妙手だ。
  2. 一手の誤りもなく隙をついて来る彼は凡手ではない、いったい何者だ。
  3. この四種のワインを飲み比べるのは、凡手の及ぶところではない。
  4. ともこちゃんの字には、凡手ならざるものがある。
  5. ともこちゃんのアイディアを聞くと、到底凡手の自分ではかなわないと感服する。

「凡手の業ではない」とは?

凡手」を用いた表現の一つに「凡手の業ではない」があります。

凡手の業ではない」とは、群を抜いて素晴らしい、素晴らしく腕が立つという意味です。

【例文】

  1. バラバラだった組織をここまでまとめ上げるのは、凡手の業ではない
  2. この作品は作者未詳とされるが、凡手の業ではない
  3. この花の生け方は、凡手の業ではない