【二字熟語】
超絶
【読み方】
ちょうぜつ
【意味】
①程度が他よりもはるかにとびぬけてすぐれていること。
②他とは無関係に、より高い立場にあること。超越。
③カント哲学では、あらゆる可能的経験をこえた、超感性的なものについての認識を超越的といい、超越論的(先験的)と区別した。
【語源・由来】
「超」は「ある範囲を抜け出る。」
「絶」は「普通とはかけ離れて優れている。」
【類義語】
不世出
超絶(ちょうぜつ)の使い方
健太くん。普段は料理をしないって言ってなかったっけ?
うん。していないよ。
その超絶な包丁さばきは、料理をしている証拠よね。
料理ができることがばれたら、料理を押し付けられると思って黙っていたんだよ。
超絶(ちょうぜつ)の例文
- 彼女は、誰にも理解されることなく超絶した孤高の存在だった。
- あらゆる感覚器官が一時に緊張し、或る超絶的なものが精神に宿ったことを、私は感じた。(中島敦、光と風と夢)
- 彼は、超絶技巧を駆使し、情熱的な演奏で聴衆を魅了するピアニストだった。
- ともこちゃんは超絶美肌の持ち主です。
- 一切はこれに由りて成立するが故に能く一切を超絶している。(西田幾多郎、善の研究)
「超絶怒涛」とは?
「超絶」を用いた表現の一つに「超絶怒涛(ちょうぜつどとう)」があります。
「超絶怒涛」とは、飛びぬけて勢いが凄まじいという意味で、お笑い芸人サンシャイン池崎の持ちネタとして使われる言い回しです。
「怒涛」は、「荒れ狂う大波。また、はげしい勢いで押し寄せるようすのたとえ。」という意味です。
お笑い芸人サンシャイン池崎は、サプライズ法を用いた「空前絶後」「超絶怒濤」といった大げさな言葉選びで、ファンを惹きつけています。