【二字熟語】
遠因
【読み方】
えんいん
【意味】
ある結果を導いた原因として、直接ではないが何らかの関わりをもつ事柄。遠い原因。間接の原因。
【類義語】
原因、要因、一因など(上位・関連概念)
【対義語】
近因
「遠因」の意味を簡単にいうと
「遠因」は、結果を直接引き起こしたわけではないものの、背景で間接的に関わっている原因を表します。
「問題の遠因を探る」「制度変更が遠因となった」のように使います。
「遠因」と「原因」の違い
- 原因:ある物事・状態・変化を引き起こすもとになる事柄を広く表す
- 遠因:原因のうち、結果との関係が直接的ではないもの
旧記事では「原因=直接的な原因」としていましたが、「原因」そのものは直接原因だけに限りません。
遠因も近因も、どちらも「原因」の一種です。
「遠因」と「近因」の違い
- 遠因:結果に間接的に関わる遠い原因
- 近因:いくつかの原因のうち、最も直接的な原因
国語辞典でも「遠因」と「近因」は明確な対義語として示されています。
「遠因」は原因だと断定できないものにも使う?
「遠因」は、単なる無関係な背景ではなく、結果に何らかの因果的な関わりがあると考える事柄について使います。
根拠がない段階で、人・作品・制度などを「遠因だ」と断定すると、因果関係を必要以上に強く見せるおそれがあります。文章では、確認できる根拠に応じて「遠因と考えられる」「背景の一つ」など表現を選ぶことが大切です。
遠因(えんいん)の例文
- 長年の情報共有不足が、今回の混乱の遠因になった。
- 以前の設計変更が不具合の遠因だった可能性を調べる。
- 問題の直接原因だけでなく、その遠因まで検証した。
- 小さな判断の積み重ねが、後の失敗の遠因となった。
- 現在の状況を理解するには、歴史的な遠因も確認する必要がある。

















