【二字熟語】
発想
【読み方】
はっそう
【意味】
①物事を考え出すこと。新しい考えや思いつきを得ること。また、その方法や、内容。
②芸術作品など、表現のもとになる考えを得ること。
③音楽で、楽曲のもつ気分や情緒を緩急・強弱などによって表現すること。
【語源・由来】
「発」は「物事を始める。行動を起こす。事が起こる。」
「想」は「心に思い浮かべる。おもう。おもい。考え。」
【類義語】
着想、思いつき
【対義語】
連想
発想(はっそう)の使い方
最近、フルーツを使ったサラダが流行っているね。
見た目がきれいだしおいしいのよ。
サラダは野菜という思い込みがあって、フルーツを使うという発想がなかったよ。
思い込みは、人を停滞または退行させるわよね。
発想(はっそう)の例文
- そういう柔軟な発想は僕にはできなかった。
- あわよくばおごってもらおうなどというせこい発想はやめた方が良い。
- その発想は、前時代的でオワコンなんだ。
- 経験したことがある者にしか、こういう発想は出て来ない。
- 天ぷらは飲食店で食べるものであって、自分で作るという発想がなかった。
「発想」と「アイデア」との違いは?
「発想」に似ている語に「アイデア」があります。
「アイデア」とは、
①思いつき。新奇な工夫。着想。
②イデア。観念。理念。
という意味です。
「発想」も「アイデア」も、思いつきという意味があります。
しかし「発想」は、閃くというニュアンスで使われることが多いです。
対して「アイデア」は、じっくり考えて論理的に捻り出すというニュアンスで使われることが多いです。