【二字熟語】
品格
【読み方】
ひんかく
【意味】
その人やその物に感じられる気高さや上品さ。品位。
【語源・由来】
「品」は「物や人の質によって分けた等級。」
「格」は「そのもののかもし出すすぐれた個性。」
【類義語】
品、品位、気品
品格(ひんかく)の使い方
とても品格を感じる文字だね。
そうでしょう?私のいとこの作品なの。
きっと、とてもきれいな人なんだろうね。
この文字に負けず劣らずきれいな人よ。
品格(ひんかく)の例文
- ともこちゃんは、品格のある女性です。
- 健太くんは、品格が備わっている。
- この番組のの司会者の品格のない話し方が苦手だ。
- やさしくて品格もある。
- 横綱にふさわしい品格がある。
「品格」と「品性」「品位」「品行」の違いは?
「品格」に似ている語に「品性(ひんせい)」「品位(ひんい)」「品行(ひんこう)」があります。
「品格」と「品性」の違いは?
「品性」は、「道徳的基準から見た、その人の性質。人格。」という意味です。
「品性」は、道徳的基準から見た人格や性格のことをいいます。
対して「品格」は、上品で気高い雰囲気をいうので、意味が違います。
「品格」と「品位」の違いは?
「品位」は、
①人や事物にそなわっている気高さや上品さ。品格。
②金銀の地金、貨幣の含んでいる金銀の割合。
③鉱石中に含まれている有用元素の割合。
という意味です。
「品位」には「品格」の意味があるので、ほぼ同じ意味で使われます。
しかし、「品位」には、「金銀の地金、貨幣の含んでいる金銀の割合。」や「鉱石中に含まれている有用元素の割合。」という意味がある点が「品格」とは違います。
「品格」と「品行」の違いは?
「品行」は、「ふだんのおこない。身持ち。行状。」という意味です。
「品行」は、道徳的基準から見たふだんのおこないをいいます。
対して「品格」は、感じられる気高く上品な雰囲気をいうので、使い方が違います。
「品格」を感じる振舞いを「品行」といいます。