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「悲壮」の意味と使い方や例文!「悲愴」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
悲壮

【読み方】
ひそう

【意味】
悲しい中にも雄々しくりっぱなところがあること。また、そのさま。

【語源・由来】
「悲」は「かなしい。かなしむ。」
「壮」は「さかん。さかんである。勇ましい。」

【類義語】
気丈、悲嘆

【対義語】
楽観

悲壮(ひそう)の使い方

ともこ
健太くん。悲壮感が漂っているわね。
健太
回答欄が一つずつずれていたことに気が付いたんだ。
ともこ
それは悲しいわね。
健太
こんなことなんでもないさ。

悲壮(ひそう)の例文

  1. 悲壮な決意をする。
  2. その武将は、悲壮な最期を遂げた。
  3. 悲壮感を漂わせる。
  4. 悲壮な覚悟で臨む。
  5. ともこちゃんは、悲壮な表情を浮かべていた。

「悲壮」と「悲愴」の違いは?

悲壮」と同じ読み方の語に「悲愴」があります。

悲愴」は、「悲しく痛ましいこと。また、そのさま。」という意味です。

悲壮」は、悲しさの中に雄々しさがあり、前向きなニュアンスを含みます。

対して「悲愴」は、ただただ悲しく痛ましいさまをいい、後ろ向きなニュアンスです。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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