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「悲嘆」の意味と使い方や例文!「悲歎」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
悲嘆

「悲歎」とも書く。

【読み方】
ひたん

【意味】
かなしみなげくこと。

【語源・由来】
「悲」は「かなしい。かなしむ。」
「嘆」は「悲しんで、はあとため息をつく。なげく。」

【類義語】
悲しみ、傷心

【対義語】
楽観

悲嘆(ひたん)の使い方

ともこ
健太くん。まだ悲嘆に暮れているの?
健太
もう一度、入試を受け直したいんだ。
ともこ
過去に戻って、もう一度受けても結果は変わらないわよ。未来を変えるしかないわ。
健太
明るい未来に向けてがんばるよ。

悲嘆(ひたん)の例文

  1. 健太くんは、愛犬の死に悲嘆しているのでそっとしておいた方が良い。
  2. 悲嘆に暮れたともこちゃんが何をしでかすか分からないから付き添いたい。
  3. 社長は、予想以上に悪い知らせを聞いて悲嘆に暮れた。
  4. 何の希望もなく、毎日悲嘆に暮れていた。
  5. 悲嘆に沈み、あまり食事を口にしていないようです。

「悲嘆」と「悲歎」の違いは?

悲嘆」は「悲歎」とも書きます。

悲歎」の「」は、「なげく。かなしむ。」という意味で、「」と同じ意味で使われます。

なので「悲嘆」も「悲歎」も同じ意味です。

悲嘆」の「」は、「」の「書替字」です。

書替字」とは、漢字で、同じ意味を表わす文字として書き替えて用いる文字をいいます。
他にも「秋」を「龝」、「夕立」を「白雨」があります。また、漢字制限に合わせて「聯合」を「連合」、「臆測」を「憶測」とする類もあります。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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