一陣の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一陣
【読み方】
いちじん
【意味】
①風や雨がひとしきり激しく吹いたり降ったりすること。
②陣立てで、いちばん前の隊列。先陣。先鋒 (せんぽう) 。
③一番乗り。先駆け。
二つ目は、「戦の最前線に立つ」こと。そして三つ目は、「誰よりも先に行動する」こと、つまり一番乗りすることやな。あらゆる状況で使える便利な言葉やな。
【語源・由来】
「一」は「数の名。ひとつ。」
「陣」は「ひとしきり。にわかに。」
【類義語】
先陣、先鋒、先駆け
一陣(いちじん)の解説
「一陣」っていう言葉は、3つの意味があるんだよ。
1つ目は、風や雨が一度だけすごく激しく吹いたり降ったりすることを表すよ。たとえば、「一陣の風」や「一陣の驟雨(しゅうう)」っていう時は、突然強く吹いた風や降った雨を表しているんだ。
2つ目は、戦闘の際に最初の部隊、つまり一番前の隊列を指す言葉だよ。「鎮西八郎為朝、一陣を承って固めたり」〈保元・中〉という文は、鎮西八郎為朝が最初の部隊を引き受けて、それを固めた、つまり指導や組織したという意味だよ。
3つ目は、「一番乗り」や「先駆け」っていう意味があるんだ。「一方の一陣を懸けて、鎌倉殿にも聞こえ奉り」〈盛衰記・三六〉という文は、一方の人が一番乗りで、そのことが鎌倉殿にも知らされた、っていう意味になるよ。
だから、「一陣」っていう言葉は、状況や文脈によって3つの異なる意味を持つんだ。それぞれの意味を理解して、正しく使うことが大切だね。
一陣(いちじん)の使い方
一陣(いちじん)の例文
- 突然吹いた一陣の風が、大事な帽子を吹き飛ばしてしまった。
- 急に空に黒い雲が立ち込め、一陣の風が吹いたかと思うと豪雨が降り注いだ。
- 後から思えば、その忙しさはピークの第一陣にすぎなかった。
- 敵が率いた第一陣は、18000人の兵だった。
- 一陣の風が吹いたかと思うと、そこにはもうともこちゃんの姿がなかった。
一陣の文学作品などの用例
「一陣の風」とは?
「一陣」を用いた表現の一つに「一陣の風」があります。
「一陣の風」とは、ひとしきり激しく吹く風や突風のことをいいます。
突然現れて、ゴーゴーっと吹いて、パッと消えるような風のことやな。これは、「一時的に激しい動きをするもの」を表してるんかもしれへんな。
【例文】
- 緑の芝生を一陣の風がさわやかに吹き抜ける。
- にわかに一陣の風が起こったとき、猫バスがそばを通った可能性が高い。
- 一陣の風が、せっかく掃いた落ち葉を舞い上げてしまった。
二つ目は、戦場における隊列の最前線を指すんだ。そして、三つ目は、最初に行動すること、つまり先頭を切ることを意味しているよ。