幾重の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
幾重
【読み方】
いくえ
【意味】
幾つかのかさなり。多くのかさなり。いくじゅう。
ああ、なるほどな。それは「いっぱい重なってる」っていう意味やな。何枚も何枚も重ねた状態を指すんやな。
これは、「えらい重なってるな」って感じのことを言うんやな。
【語源・由来】
「幾」は「数量の多い意や年月の長い意を表す。」
「重」は「助数詞。数を表す語に付いて、重なったものを数える語。」
【類義語】
多重
【対義語】
一重
幾重(いくえ)の解説
カンタン!解説
「幾重」っていう言葉は、何層も重なっている状態や、たくさんのものが積み重ねられていることを表しているんだよ。
たとえば、「雲が幾重もかかる」っていう表現では、空には雲がたくさん重なって浮かんでいる様子を描いているんだ。つまり、一つや二つではなく、たくさんの雲が重なっている、というイメージだよ。
また、「幾重もの人垣ができる」っていうのは、たくさんの人々が重なって、人でいっぱいになっている状況を示しているよ。
だから、「幾重」っていう言葉は、たくさんのものが重なり合っている状態を表すときに使われるんだよ。
幾重(いくえ)の使い方
桜の木が幾重にも重なってきれいね。
重なることで濃淡が出てとてもきれいだ。
桜は一本でもきれいだけど、たくさんあるとまた違った美しさがあるわよね。
もっと長く咲いていてくれると嬉しいよね。
幾重(いくえ)の例文
- 傷の上から幾重にも包帯を巻く。
- シートを幾重にも折りたたんでリュックにしまう。
- 幾重にも頼む。
- 幾重にもおわび申し上げます。
- 展望台から、山が幾重にも重なって見えた。
幾重の文学作品などの用例
「幾重にも重なる」は誤用?
「幾重」は「幾重にも重なる」という表現で使われることがあります。
「幾重」に「重」という漢字が存在するため、重なるが重なるとなって、二重表現ではないかという人もいます。
しかし「幾重」は「幾重にも」という形で「不定だが数多く重なっているさま」をいう副詞として使われます。
「幾重にも重なる」は、「重なり」が「重なる」ことをいい、「数多く」ということを強調した表現なので誤用ではありません。
ちなみに「重畳(ちょうじょう)」を辞書で調べると、「幾重にも重なること。」と書いてあります。
何層ものものが積み重なっていることを表す言葉なんだ。