一目の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
一目
【読み方】
いちもく
【意味】
①ただちょっと見ること。一見。
②ひとめに見渡すこと。一望。
③碁盤上の一つの目。また、1個の碁石。
④網や網状になったものの一つの目。
「一目」と一言で言っても、状況によって全然意味が変わるってことやな。
【語源・由来】
「一」は「ほんのわずか。ちょっと。」
「目」は「目で見る。めくばせする。」
【類義語】
一見、一瞥
【対義語】
観察、凝視、吟味、熟視、注視、注目
一目(いちもく)の解説
「一目」っていう言葉は、いくつかの意味があるよ。
1つ目は、ちょっとだけ見ること、つまり「一見」することを指すんだ。「一目して状況を把握する」っていう表現は、一回見ただけで、その場の状況を理解するっていう意味になるよ。
2つ目の意味は、一望、つまり広い範囲を一度に見渡すことだよ。「洛陽の平原は一目の中に落ちて」〈蘆花・思出の記〉という文は、洛陽の広大な平原が視界全体に収まる、という意味だよ。
3つ目の意味は、碁盤の一つのマス、または碁石一つを指すんだ。碁は格子状の盤上で行われるゲームで、その一つ一つのマスを「目」と呼ぶんだよ。
4つ目の意味は、網や網目状になったものの一つの目、つまりその一部分を指すんだ。これも「目」っていう言葉を使って表現するんだよ。
なので、「一目」っていう言葉は、文脈によっていくつかの違う意味を持つことができるんだね。
一目(いちもく)の使い方
一目(いちもく)の例文
- 一目して分かる。
- 一目して贋作と分かった。
- 優秀な選手として一目置かれている。
- 名実ともに実力者として一目置かれる。
- 景気の後退は一目瞭然だった。
一目の文学作品などの用例
「一目置かれる」とは?
「一目」は、「一目置かれる」という表現で使われることがあります。
「一目置かれる」とは、「一目置く」の受動態です。
「一目置く」とは、すぐれている人に敬意を払うという意味です。
囲碁で弱い者が先に一つ石を置いて勝負を始めるところから、相手がすぐれていることを認めて一歩を譲ることをいいます。
強調して「一目も二目も置く」ともいいます。
つまり、他人から尊敬や敬意を受ける、または自分のスキルや能力が他人に認められているという意味があるんだ。
誰かに自分のことをすごいと思われてるんやってことやな。それはちょっと気持ちええかもな。
【例文】
- 彼の知識量は、先生方に一目置かれている。
- この新参者は、古参たちに一目置かれている。
- ともこちゃんは、一目置かれる存在です。
もう一つは、一度にすべてを見渡すこと、つまり「一望」のこと。さらに、碁盤の一つのマスや、一つの碁石を指すこともあるんだよ。そして、網の中の一つの穴のことも言うんだ。