【二字熟語】
自虐
【読み方】
じぎゃく
【意味】
自分で自分をいじめ苦しめること。
【語源・由来】
「自」は「みずから。自分の。自分で。」
「虐」は「むごい扱いをする。」
【類義語】
卑下、卑屈
【対義語】
慈愛
自虐(じぎゃく)の使い方
ともこちゃん。一緒に動物園に行こうよ。
嫌よ。
どうせ僕なんかと動物園に行ってくれる人なんていないんだ。
自虐的になるのはやめてよ。動物園より水族館が好きなだけよ。
自虐(じぎゃく)の例文
- 自虐的な態度をとる。
- 健太くんは自虐的性格だ。
- 自分で自分に苦痛を与えるとは自虐行為だ。
- 自らのスキャンダルを自虐ネタにして笑いに昇華した。
- 自虐的な笑みを浮かべた。
「自虐」と「卑下」の違いは?
「自虐」に似ている語に「卑下(ひげ)」があります。
「卑下」は、
①自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。
②いやしめて見下すこと。また、そのさま。
という意味です。
「自虐」は、自分で自分をいじめ苦しめることをいいます。
笑いをとれる「自虐ネタ」ならいいのですが、それ以外の「自虐」は見苦しいものです。
対して「卑下」は、自分を劣ったものと評価することをいうので、自分のことを悪く言う「自虐」とは意味が違います。
「卑下」は、へりくだった言い方なので、過剰でなければ「自虐」のように人に不快感を与えることはありません。