【二字熟語】
慈悲
【読み方】
じひ
【意味】
①《「慈」は、梵maitrī「悲」は、梵karuṇāの訳》仏語。仏・菩薩 (ぼさつ) が人々をあわれみ、楽しみを与え、苦しみを取り除くこと。
②いつくしみ、あわれむこと。なさけ。
【語源・由来】
「慈」は「いつくしむ。情けをかける。恵み深い。」
「悲」は「仏教で、情け深いこと。恵み。」
【類義語】
慈愛、温情、同情、情け深い
【対義語】
残酷、冷血
慈悲(じひ)の使い方
また放火事件があったね。
無差別に人を殺めるなんて無慈悲よね。
彼らが生きる気力を失くして、犯罪に手を染める前に、慈悲深い救いの手を差し伸べることができる世の中にしたいよね。
そうありたいわね。
慈悲(じひ)の例文
- ともこちゃんは、誰にでも慈悲をかけた。
- 判事は、罪人に慈悲をかけた。
- 無慈悲に動物を虐殺する人が少なくない。
- この国は、慈悲深い君主に恵まれる。
- 神の慈悲にすがるしかない。
「慈悲深い」とは?
「慈悲」を用いた表現の一つに「慈悲深い(じひぶかい)」があります。
「慈悲深い」は、「他をいつくしみあわれむ気持ちが深い。情け深い。」という意味です。
【例文】
・慈悲深い笑みを湛えている。
・菩薩のように慈悲深い人だ。
【対義語】
・無慈悲(むじひ)