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「昵懇」の意味と使い方や例文!「昵懇の仲」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
昵懇

【読み方】
じっこん

【意味】
こころやすいこと。親しいこと。懇意。

【語源・由来】
「昵」は「したしむ。」
「懇」は「真心がこもること。ねんごろ。」
「入魂」の変化。

【類義語】
馴染み

【対義語】
疎遠

昵懇(じっこん)の使い方

ともこ
健太くん。彼とは知合い?
健太
同じ塾だったころから昵懇の仲だよ。
ともこ
今は違う塾なの?
健太
彼は優秀だから、有名私立用の塾に行くことになったんだよ。

昵懇(じっこん)の例文

  1. 学校を卒業した今でも、彼女とは昵懇にしている。
  2. それは虫の好かぬ惣八郎と、努めて昵懇になろうとすることであった。(菊池寛、恩を返す話)
  3. 得意の英語を通して、彼とは昵懇になりました。
  4. またあなたがわたしのを知らないと同様、わたしは摂政の心を知りません。ヘイスティングズ卿、あなたは公爵と大変にご昵懇の間柄と思いますが。(シェイクスピア、リチャード3世)
  5. 妻の縁から、あの店とは昵懇にしている。

「昵懇の仲」とは?

昵懇」を用いた表現の一つに「昵懇の仲(じっこんのなか)」があります。

昵懇の仲」とは、親しい間柄という意味です。

【例文】

  1. その容疑者は政治家とも昵懇の仲で、巨大な権力を持っていたという。
  2. 彼らは、大学の同窓で昵懇の仲です。