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「持参」の意味と使い方や例文!「ご持参ください」は敬語として間違い?(類義語・対義語)

【二字熟語】
持参

【読み方】
じさん

【意味】
持っていくこと。持ってくること。また、そのもの。

【語源・由来】
「持」は「もつ。身につける。」
「参」は「ある目的のためにそこへ行く。まいる。」

【類義語】
所持、保持

【対義語】
受理、送付

持参(じさん)の使い方

ともこ
英検の受験の日は上履きはいるのかしら。
健太
上履き持参のことって書いてあったよ。
ともこ
荷物が増えると面倒だなあ。
健太
土足のまま入ることができる会場だと楽だよね。

持参(じさん)の例文

  1. エコバッグを持参してくる買い物客がほとんどだ。
  2. 持参したチェキで写真を撮ってあげた。
  3. 宗教団体主催の懇親会などに、秘書が参加費を持参していったが参加はしていないと政治家が発言した。
  4. 東京から出張してきた医師によって、甚八の毒殺は確定した。甚八が毒をもられたとすれば千代が持参したお茶のほかにはないようだ。(坂口安吾、明治開化 安吾捕物)
  5. 盗品を持参した客がきた場合、質屋は警察に連絡する義務がある。

「ご持参ください」は敬語として間違い?

持参」を用いた表現の一つに「ご持参ください」があります。

ご持参ください」の「持参」が謙譲語にあたるため、「ご持参ください」は間違った表現ではないかといわれることがありますが、「」に謙譲語のニュアンスは薄く、他人の行為に対して「ご持参ください」と表現するのは間違いではありません。

 

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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