【二字熟語】
抒情
【読み方】
じょじょう
【意味】
自分の感情を述べ表すこと。
【語源・由来】
「抒」は「のべる。」
「情」は「物事に感じて起こる心の動き。気持ち。」
【類義語】
情緒、自叙
抒情(じょじょう)の使い方
とても抒情的な歌ね。
心に直接語り掛けてくるようだ。
健太くん。泣いているわよ。
あれっ。感動しすぎて勝手に涙が出てきたよ。
抒情(じょじょう)の例文
- PVは、語り掛けるような優しい歌声と調和した抒情的な映像だった。
- 新派の和歌や俳句や抒情文などを作って、互いに見せ合ったこともある。(田山花袋、田舎教師)
- 日本の短歌に宿命的の抒情味の失せないのは、人麻呂がこんな手本を沢山に残したからである。長歌の方では、完全に叙景と抒情とが一つに融けあつてゐるのは尠い。(折口信夫、叙景詩の発生)
- 竹久夢二は、数多くの美人画を残しており、その抒情的な作品は、夢二式美人と呼ばれています。
- 詩の魅力は抒情性にあると考える。
「抒情的」と「叙情的」の違いは?
「抒情」を用いた表現の一つに「抒情的(じょじょうてき)」があります。
「抒情的」とは、感情豊かで情緒的なさまという意味です。
「抒情的」は「叙情的」とも書きます。
「叙情」は、「抒情」と同音の類義語で代用したものなので、「抒情的」も「叙情的」も同じ意味です。