皆無の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
皆無
【読み方】
かいむ
【意味】
少しもないこと。
【語源・由来】
「皆」は「みな。だれもかれも。ことごとく。」
「無」は「ない。…がない。存在しない。」
【類義語】
絶無
【対義語】
万象、数多、満載
皆無(かいむ)の解説
「皆無」という言葉は、何かが「全くない」や「一切存在しない」ことを強調する時に使われる言葉なんだ。これは、物や状況、感情など、あらゆることに関して使えるんだよ。
例えば、「欠席者は皆無である」というのは、出席すべき人たちの中に一人も欠席していないという意味で使われているよ。つまり、全員がちゃんと出席していることを示しているんだね。
また、「皆無」は、形容詞や名詞として使われることが多いけど、副詞としても使うことができるんだ。
「皆無損をしても宜しい」〈福沢・福翁自伝〉っていうのは、皆無は「残らず」や「ことごとく」という意味で使われていて、「全て損をしても問題ない」という意味になるんだ。
次に、「余は書に於いては皆無鑑識のない男だが」〈漱石・草枕〉っていうのは、皆無は「全く」や「さっぱり」という意味で使われていて、この中では「私は書物に関してはまったく知識や鑑識がない男だ」という意味になるよ。
要するに、「皆無」という言葉は、物事が「絶対にない」や「一切存在しない」という意味を持っていて、様々な文脈でその強調の意味で使われることが多いんだよ。
皆無(かいむ)の使い方
皆無(かいむ)の例文
- 復旧の見込みは皆無に等しい。
- 空手部の顧問の先生は、空手の知識が皆無だ。
- 健太くんには数学の素質は皆無だ。
- ともこちゃんの提案に賛同する人は皆無だった。
- 法律に関する知識は皆無に等しい。
皆無の文学作品などの用例
「皆無に等しい」とは?
「皆無」は「皆無に等しい」という表現で使われます。
「皆無に等しい」の「等しい」とは「二つ以上の物事の間に、性質・状況の上で同一性がある。よく似ている。」(例:薬効が無いに等しい。詐欺に等しい行為。)という意味です。
「皆無に等しい」とは「あってないようなもの」という意味です。
「財産は皆無に等しい。」「勝つ見込みは皆無に等しい。」というように使われます。
まあ、実質「ない」って考えてもええくらいやな。例えば、1000円中1円しかないみたいな、そんな感じやな。