絢爛の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
絢爛
【読み方】
けんらん
【意味】
①きらびやかに輝いて美しいこと。
②詩文などが修飾を加えてうるわしいさま。
要は、どっちもただの「キレイ」じゃなくて、もっとぐっと目を引くようなキレイさってわけやね。ええなぁ、それ。
【語源・由来】
「絢」は「色糸をめぐらした模様。また、きらびやかで美しい。」
「爛」は「あふれんばかりに光り輝く。あざやか。」
【類義語】
華やか、きらびやか、華麗、華美
絢爛(けんらん)の解説
「絢爛」という言葉にはね、二つの意味があるんだ。
まず、第一の意味では、物がとてもきらびやかで、目を引くような美しさを持っていることを言うんだ。例えば、「絢爛たる衣装」というのは、すごく華やかで、美しい衣装のことを表しているんだよ。これは、その衣装がただ普通にきれいなレベルを超えて、目を見張るほど美しく、まるで宝石のようにきらめいている様子を伝えているんだ。
第二の意味は、詩や文章がとても美しく、飾りつけられているさまを言うんだよ。これは、言葉を美しく飾り立てることで、読む人の心に響くような美しい文章や詩のことを指すんだ。ただ美しいだけでなく、言葉選びや表現に工夫を凝らして、感動や美しさを伝えるための技術や努力を表しているんだよ。例えば、「口を衝いて出る言葉々々がどれもこれも絢爛な色彩に包まれていた」〈有島・或る女〉という言葉では、話される言葉一つ一つが、まるで美しい色彩で包まれているように、とても魅力的で美しいことを示しているんだ。
ちなみに、「絢爛」から派生した言葉に「けんらんさ」というのがあるよ。これは名詞で、「絢爛」の状態、つまり、物事がきらびやかで美しい状態や、文章が美しく飾られている様子を指すんだ。
だから、だから、「絢爛」という言葉は、目に見えるものが華やかで美しいこと、または言葉や文が美しく飾り立てられている様子を表すんだね。
絢爛(けんらん)の使い方
絢爛(けんらん)の例文
- この新しいホテルは、豪華絢爛な内装が売りです。
- その小説は、絢爛たる形容が多く、変化に富んだ文章で素晴らしい。
- 日光東照宮の絢爛たる装飾に、国内外の観光客から称賛の声が上がる。
- 竜に乗って空を飛ぶ豪華絢爛な夢を見た。
- 絢爛華麗な彼の文章は、大賞に推薦するに値すると思います。
絢爛の文学作品などの用例
-
・・・発し、色なきに、紅紫絢爛、さま/″\な色彩を点ずるかゞ知られるの・・・ 小川未明「読むうちに思ったこと」
「豪華絢爛」とは?
「絢爛」を用いた四字熟語に「豪華絢爛(ごうかけんらん)」があります。
「豪華絢爛」とは、きらびやかに輝き、華やかで美しいさまをいいます。
これは、何かがとても豪華で、目を引くような美しさを持っていることを意味しているよ。
パーティーの会場がキラキラの電飾や、色とりどりの飾りでいっぱいになってるみたいな、そんな感じのことやな。
【類義語】
・錦繍綾羅(きんしゅうりょうら)
・絢爛華麗(けんらんかれい)
・絢爛豪華(けんらんごうか)
・華麗奔放(かれいほんぽう)
・荘厳華麗(そうごんかれい)
・荘厳美麗(そうごんびれい)
・壮大華麗(そうだいかれい)
・美麗荘厳(びれいそうごん)
【対義語】
・簡古素朴(かんこそぼく)
【例文】
・3年ぶりに祭りが開催され、豪華絢爛な曳山が町を練り歩きました。
・豪華絢爛なドレスをまとったセレブが集結しました。
・オリンピックにふさわしい豪華絢爛な開会式でした。
二つ目は、詩や文などが、飾り立てられて非常に美しい状態を表しているんだ。