機微の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
機微
【読み方】
きび
【意味】
容易には察せられない微妙な事情・おもむき。
一見、何とも思わへんけど、よーく見て、よーく考えたら、あれっ、これはこういうことかも、ってわかるような微妙な事情や感じ方のことや。そういう深いところまで理解するのは、ちょっと難しいけど、大切やな。
【語源・由来】
「機」は「細かで見えにくい事柄。」
「微」は「細かくて、または奥深くて、はっきり見えない。かすか。」
【類義語】
微妙、隠微、陰影、繊細、精緻
【対義語】
大雑把 がさつ
機微(きび)の解説
「機微」という言葉は、表面上ではなかなか気づきにくい、微細で複雑な事情や感じを指す言葉なんだよ。
これは、人の気持ちの変化や、物事の細かい違いなどを捉えるときに使われることがあるんだ。例えば、「機微に聡い」って言う時、周りの人が気づかないような小さなことにも気づいて、その小さなことが何を意味するのかを理解できる人のことを表しているんだ。この人は、他人の気持ちの微細な変化や、状況の小さな変化を見逃さずに捉えることができるんだよ。
また、「女性心理の機微に疎い」っていうのはね、女性の心の中で起こっている、細かい感情の動きや考え方を、理解するのが難しいって意味なんだ。これは、女性の心の中の細かい部分、微妙な感じ方や思考を読み取るのがうまくないということを言っているんだね。
だから、「機微」という言葉は、表面上では容易には見えない、細かくて複雑な事情や感情を表しているんだね。
機微(きび)の使い方
機微(きび)の例文
- 人情の機微に触れる。
- 外交の機微に触れる。
- 健太くんは、人情の機微を解さない。
- 人生の機微に通じている作家の作品は奥深い。
- 人生の機微に触れる機会が多い。
機微の文学作品などの用例
「機微に触れる」とは?
「機微」は「機微に触れる」という表現で使われます。
「触れる」は、ここでは、ある事柄に出くわしてそれを知るという意味です。
「機微に触れる」とは、表面からはわかりにくい、心の微妙な変化を感じとることをいいます。
これは、人の気持ちや考えの変化を繊細に察知するときに使われる言葉だよ。
表から見たらわからへんけど、中の細かい部分、微妙なところを察知できる感じやな。「あれ?この人、なんか機嫌悪そうやな」とか「うーん、この人、何か喜んでるみたいやな」とか、そんなんやな。
【例文】
- 人間関係が淡白な都会でも人情の機微に触れる体験をすることはある。
- 親になって初めて、母の心の機微に触れた。
これは、表面上では理解しにくいが、深く理解すると非常に重要なニュアンスや感じ方を含んでいることが多いんだ。