鬼才の読み方・意味とは?
【二字熟語】
鬼才
【読み方】
きさい
【意味】
人間のものとは思われないほどすぐれた才能。また、その才能を持った人。
まるで人間じゃないかのような、ハンパない才能を持った人のことやわ。こういう人には頭が下がるわ。
【語源・由来】
「鬼」は「人間わざとは思われない。すぐれた。」
【類義語】
輝かしい才能、穎才、英才、賢才、偉才、奇才
【対義語】
凡才
鬼才(きさい)の解説
「鬼才」という言葉は、特別にすごい才能を持っていること、また、そういう才能を持った人を指す言葉なんだよ。
たとえば、映画を作る人や歌を作る人、絵を描く人など、その分野でとても優れた仕事をする人を指して「鬼才」ということがよくあるんだ。鬼っていうのは、人間よりも強くてすごい存在として考えられているから、「鬼才」とは、その分野で圧倒的な才能や力を持っているということを表しているんだね。
「映画界の鬼才」というのでは、映画の分野でとても才能があり、他の人たちとは一線を画するような人を指しているんだ。この人は、映画作りのセンスやアイディアが素晴らしく、その映画はたくさんの人々に感動や驚きを与える、そういう人を表現しているよ。
また、「その人なら年齢は若いが将棋界の鬼才とよばれて有名やでえ」〈金田一耕助のモノローグ・横溝正史〉という文章では、その人は年齢が若いにも関わらず、将棋の世界でとてもすごい才能を持っていて、そのため「鬼才」という名前で有名になっている、ということを言っているんだ。
だから、「鬼才」という言葉は、特定の分野で驚くべき才能や能力を持っている人、またはそのような特別な才能や能力そのものを表しているんだね。
鬼才(きさい)の使い方
鬼才(きさい)の例文
- これは映画界の鬼才と呼ばれた監督の作品です。
- ともこちゃんは鬼才ともてはやされている。
- 鬼才太宰治の全集を読破する。
- 健太くんは、鬼才として将来を嘱望されている。
- ともこちゃんは鬼才と評されるカメラマンに撮影してもらうことになった。
鬼才の文学作品などの用例
「鬼才」と「天才」「秀才」「奇才」の違いを解説
「鬼才」と似た言葉に「天才」「秀才」「奇才」があります。
- 「鬼才」は「人間のものとは思われないほどすぐれた才能。また、その才能を持った人。」
- 「天才」は「天性の才能。生まれつき備わったすぐれた才能。そういう才能を持っている人。」
- 「秀才」は「すぐれた才能。また、その持ち主。」
- 「奇才」は「世にも珍しいすぐれた才能。また、その才能を持った人。」
「鬼才」は「人間の能力を超えている」
「天才」は「生まれつき」
「秀才」は「がり勉」
「奇才」は「世にもまれ」
となります。
すごい順に並べると
- 人間離れした「鬼才」
- 世にもまれな「奇才」
- 天から与えられた才をもつ「天才」
- 学問に限定されるが優秀な「秀才」
という、鬼才>奇才>天才>秀才の順になると考えられます。
そして、「秀才」は、特に学問的な分野での非常にすぐれた才能を指し、昔の中国や日本の試験制度に関連して使われることもある。最後に、「奇才」は、非常に珍しくすばらしい才能を持つ人を指すんだ。
「秀才」は、勉強が得意な人やな。歴史的な意味もあるけど、今の話だけやったら、学問の分野でめちゃくちゃ賢い人のこと。そして、「奇才」は、たまにしか現れないくらいの特別な才能の持ち主。どれもすごいけど、ちょっとずつ意味が違うんやな。