【二字熟語】
懇願
「悃願」とも書く。
【読み方】
こんがん
【意味】
ねんごろに願うこと。切に願うこと。
【語源・由来】
「懇」は「まごころをつくす。心をこめてする。」という意味で「懇願」は「切に願うこと」という意味。
【類義語】
嘆願、哀願、切願、懇望、懇請、泣きつく、熱願、要請、すがりつく
懇願(こんがん)の使い方
ともこちゃん。今日で夏休みは終わりだね。僕の夏休みの宿題が終わっていないから手伝ってほしいんだ。
懇願されても手伝わないわ。
お願い~。
そんな懇願の色を湛えた目で私を見ても手伝わないわよ。
懇願(こんがん)の例文
- 健太くんの必死の懇願を聞き入れる。
- ともこちゃんに出席を懇願する。
- 会ってくれるよう懇願した。
- どうしても都会の大学に入学したいんだと懇願した。
- ともこちゃんは懇願するような口調だった。
「懇願」と「嘆願」の違いは?
「懇願」に似た言葉に「嘆願(たんがん)」があります。
「嘆願」は「歎願」とも書く。
「嘆願」は「事情を述べて願うこと。なげきねがうこと。哀願。」という意味です。
「懇願」は「どうしても聞いてほしい願いがあり、心を込めてひたすら頼む」ことを表します。
「嘆願」は「事情を詳しく述べて熱心に頼む」ことを表します。
「懇願」と「嘆願」の違いは「事情を述べて嘆きながら願う」という点です。