華奢の読み方・意味とは?(語源由来・類義語・対義語)
【二字熟語】
華奢
【読み方】
きゃしゃ
【意味】
①姿かたちがほっそりして、上品に感じられるさま。繊細で弱々しく感じられるさま。
②器物などの作りが、頑丈でないさま。
③上品ではなやかなさま。
あとは、物とかで言ったら、作りが頑丈ちゃうってことと、上品でおしゃれっていうニュアンスもあるんやな。これは、細かくてもかわいらしくて、上品なものや人を表現するときに使う言葉やで。
【語源・由来】
華やかで贅沢なことの意から。
【類義語】
か細い
【対義語】
頑丈
華奢(きゃしゃ)の解説
「華奢」という言葉は、いくつかの意味があるんだよ。
1つ目の意味は、人の体型や姿かたちがほっそりとして、とても上品に見えることを言うんだ。この場合の「華奢」は、ただ単に「細い」という意味ではなく、その細さが美しさや上品さを感じさせることを強調しているんだよ。例えば、「華奢なからだつき」と言うと、細くて上品な体の持ち主ということになるんだね。
2つ目の意味は、物や道具などの作りが、あまり頑丈ではない、ちょっとデリケートな感じのことを指すよ。たとえば、アクセサリーや家具が細部まで繊細に作られていて、かつ頑丈でないさまを「華奢」と形容することができる。「華奢なつくりの机」というと、それは頑丈ではなく、ちょっと壊れやすそうな机を指しているんだ。
3つ目の意味は、物事の様子や雰囲気を表す時に使われることがある。これは、何かがとても上品で、洗練されているような時や、女性がとても上品で優雅な様子を示すときにこの意味で使われることが多いよ。例えば、「二十七八の女、さりとは華奢に仕出し三つ重ねたる小袖」〈浮・五人女・三〉という文章は、年齢が27~28歳くらいの女性が、とても上品で優雅に着物を着ている様子を表しているんだ。
ちなみに、「華奢」という言葉は、「花車」という漢字で書くこともあるよ。この漢字は、美しく華やかな花が乗っている車のようなイメージから、上品で繊細なさまを表しているんだね。
だから、「華奢」という言葉は、細かさ、繊細さ、そして上品さを持ち合わせたものや状況を表しているんだよ
華奢(きゃしゃ)の使い方
華奢(きゃしゃ)の例文
- 華奢な体つきの女の子がともこちゃんです。
- 華奢に作られたイスなので乱暴に扱わないでください。
- 小さくて華奢な手をしている。
- ともこちゃんは華奢な腕なのに力持ちだ。
- 健太くんは華奢な体つきだから、ラグビーは無理だよ。
華奢の文学作品などの用例
褒め言葉なの?
「華奢」には姿かたちがほっそりして、上品に感じられるさまという意味があります。
日本では、ほっそりした「華奢」な人が美しいとされているので、一般的には女性に対して使うと褒め言葉になります。
しかし、男性に「華奢」というと、繊細で弱々しいという悪い意味で捉えられます。
また、いすや机など「華奢な家具」という表現で使うと、壊れやすそうな頑丈ではない家具という悪い意味になります。
また、物の作りが頑丈ではないこと、または上品で洗練された雰囲気を持っていることも意味するんだ。