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「理念」の意味と使い方や例文!「理念を体現する」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
理念

【読み方】
りねん

【意味】
物事がどうあるべきかについての根本的な考え方。

【語源・由来】
「理」は「ことわり。物事のすじみち。」
「念」は「思い詰めた考えや気持ち。思い。」

【類義語】
原則、理想

【対義語】
実情、実際

理念(りねん)の使い方

健太
あそこの病院は、患者とともに病気と闘うという理念なんだって。
ともこ
信頼できそうね。
健太
聴診器すら使いこなせない医者が増えたっていうよね。
ともこ
高潔な理念の病院がもっと増えると良いわよね。

理念(りねん)の例文

  1. 理念のない彼は、上司の指示でその都度方針を変える。
  2. 損得ではなく、自分の理念に従って行動する。
  3. 野党と与党は異なる理念を持ち衝突が多い。
  4. 会社の理念に賛同し、ここに入社したいと考えた。
  5. 私はつまり戦争を知らなかったからである。目下の我々のモラルや秩序や理念だけでは、人間は窮すると中世になる。この逆転を支えるだけの実力がない。(坂口安吾、現代の詐術)

「理念を体現する」とは?

理念」を用いた表現の一つに「理念を体現する(りねんをたいげんする)」があります。

理念を体現する」とは、どうあるべきかについての根本的な考え方を具体的に示すことをいます。

【例文】

  1. その車は、引き算の美学というその企業の理念を体現するデザインだった。
  2. 経営理念を体現する人財の条件の一つに、自分のためだけでなく他者のために働くことという点がある。