共鳴の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
共鳴
【読み方】
きょうめい
【意味】
①振動体が、その固有振動数に等しい外部振動の刺激を受けると、振幅が増大する現象。振動数の等しい二つの音叉 (おんさ) の一方を鳴らせば、他方も激しく鳴りはじめるなど。電気振動のときには共振ということが多い。
②分子の構造が、一つの化学構造式で表せず、二つ以上の式の重ね合わせとして表される状態。
③他人の考えや行動などに心から同感すること。
3つ目は、「他人の気持ちや考えに、同感すること」やな。う~ん、この言葉、色んな意味があるんやね。
【語源・由来】
「共」は「いっしょに。ともに。」
「鳴」は「物が音を発する。なる。ならす。」
【類義語】
同感、共感
【対義語】
反発
共鳴(きょうめい)の解説
「共鳴」という言葉には、いくつかの意味があるんだ。
1つ目の意味は、振動するものが、特定の振動数の影響を受けると、その振動が大きくなることを指すんだ。例えば、同じ振動数を持つ二つの音叉という音を出す道具があって、一方を鳴らすと、もう一方も勝手に鳴り始める、っていうのがその例だよ。この現象を電気の世界で言うときには、「共振」という言葉を使うこともあるんだ。
2つ目の意味は、化学の世界での話なんだ。分子が一つの形や構造だけで表せないとき、複数の形や構造を組み合わせて考えることを指しているよ。
3つ目の意味は、人々の間での感情や考えに関連して使われることが多いよ。これは、他人の考えや意見に、自分も同じように思っている、っていうときに使うことがあるんだ。例えば、「彼の主義に共鳴する」というように、その人の考えに心から賛成する、同意する、という感じで使われるんだ。
だから、「共鳴」という言葉は、物の振動や化学の分子の構造、人々の心の中の感じることなど、さまざまな状況や現象を表しているんだね。
共鳴(きょうめい)の使い方
共鳴(きょうめい)の例文
- 民族主義に共鳴して独立運動に加わる。
- 国際社会の共鳴を呼ぶ。
- 環境保護団体の主張に共鳴する。
- 先生は学生の意見に共鳴した。
- ドラムをたたくと、窓ガラスが共鳴を起こした。
共鳴の文学作品などの用例
「共鳴」と「共感」の違いを解説
「共鳴」に似ている語に「共感(きょうかん)」があります。
「共感」は、「他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。」という意味です。
「共鳴」も「共感」も、感覚的、感情的に他人の考えや行動をよいものと感じることをいいます。
しかし「共感」は、主に、他人と同じ感覚を共有している感じをもつことをいいます。
対して「共鳴」は、他人の考えや感情をよいものと感じて、同じ考えを持つようになることをいう点が違います。
対して、「共感」は、他人の意見や感情に同じように感じることを指す。具体的には、ある人が何かを感じたとき、それに賛成または同じ気持ちを持つことを示しているんだ。
そして、「共感」は、誰かの気持ちや考えに、「あー、わかるわかる!」って感じることやな。要するに、どっちも他の人と同じ気持ちになることやけど、ちょいと背景や使われ方が違うってわけか。
2つ目は、化学の世界での話で、分子の構造が、一つの式だけで表せないとき、複数の式を組み合わせて表すことだよ。3つ目は、人と人の間でのこと。他の人の考えや行動に、自分も全く同じように感じることを言うんだ。