【二字熟語】
末席
【読み方】
まっせき
【意味】
下位の座席。また、低い地位。しもざ。ばっせき。
【語源・由来】
「末」は「しも。低い位。下位。」
【類義語】
下座、末座
【対義語】
上座
「末席に連なる」「末席を汚す」とは?
「末席」は、よく「末席に連なる」「末席を汚す」という使い方をされます。
「末席に連なる」とは?
「末席に連なる」とは、仲間に加わることを謙遜していう語です。
【例文】
- 先生の講義演習の末席に連なることとなりました。
- 宴会の末席に連なった。
- 選挙で当選し、県議会議員という公職の末席に連なっています。
「末席に連なる」は、「恐れ多い」というニュアンスを含んでいます。
「末席を汚す」とは?
「末席を汚(けが)す」とは、会合に出席したり、仲間に加わったりすることを謙遜していう語です。
「末席を汚す」を「末席をよごす」と読むのは間違いです。
【例文】
-
- 小説家の末席を汚しております。
- 委員の末席を汚しております。
「末席」も「汚す」も謙遜の意を表す語なので、さらに謙譲語の「させていただく」を付けて「末席を汚させていただく」とするのは冗長な言い方となり不適切です。
末席(まっせき)の使い方
学生代表として選考委員の末席を汚すことになったんだ。
すごいわね。名誉じゃないの。
そうなんだ。名誉なんだけど、責任の重さに押しつぶされそうなんだよ。
なかなかできないことよ。楽しむといいわ。
末席(まっせき)の例文
- 有識者として審議委員の末席を汚す。
- 取締役の末席を汚すことになりました。
- 外交官の一人として戴冠式の末席を汚す。
- テレビ番組のゲストの末席に連なった。
- 経済学者の末席に連なる身としましては、なにか対策を提案しないといけないと考えています。