【二字熟語】
忍耐
【読み方】
にんたい
【意味】
苦難などをこらえること。
【語源・由来】
「忍」は「がまんする。じっとこらえる。」
「耐」は「もちこたえる。たえる。」
【類義語】
辛抱、我慢
【対義語】
薄弱、安楽
忍耐(にんたい)の使い方
すぐに音を上げると思ったのに、忍耐強いわね。
次の大会で優勝するために、こんなところで音を上げている暇はないんだ。
未来の栄光のために、今は忍耐よ。
うおー。がんばるぞ。
忍耐(にんたい)の例文
- 監督は、忍耐強く選手たちを指導しました。
- 健太くんは、忍耐の限界に達しているようだった。
- ともこちゃんのわがままには、忍耐に忍耐を重ねてきた。
- 忍耐強さには、誰にも負けない自信があった。
- キリスト教の普及には、忍耐と時間、そしてエネルギーが必要でした。
「忍耐」と「我慢」の違いは
「忍耐」に似ている語に「我慢(がまん)」があります。
「我慢」は、
①耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。
②我意を張ること。また、そのさま。強情。
③仏語。我に執着し、我をよりどころとする心から、自分を偉いと思っておごり、他を侮ること。高慢。
という意味です。
「忍耐」も「我慢」も、じっと耐え忍ぶことをいいます。
しかし「忍耐」は、精神的なつらさや苦しさを耐えるなど、抽象的な耐える力をいうことが多いです。
対して「我慢」は、痛さ、ひもじさ、尿意など、感覚的、生理的な苦痛に耐えることをいうことが多いです。