【二字熟語】
長閑
【読み方】
のどか
【意味】
①静かでのんびりとして落ち着いているさま。
②空が晴れて、天候が穏やかなさま。うららかなさま。
③ゆったりとくつろぐさま。急がないで気長に構えるさま。
④気にかけないさま。のんき。
【語源・由来】
「閑」は「のんびりと落ち着く。ひっそりと静か。」
静かでのんびりしているの意から。
【類義語】
安穏、安らか
【対義語】
危急
長閑(のどか)の使い方
ここは長閑で良いわね。
のんびり絵を描きたくなるね。
こういう長閑さが田舎の良いところよね。
都会と田舎で週の半分ずつ暮らすことができたらいいな。
長閑(のどか)の例文
- 長閑な空にひばりが鳴いている。
- 長閑な春の昼下がり、散歩に出かけました。
- 緑豊かで長閑な地域です。
- 間の抜けた長閑な声がした。
- 車窓から長閑な風景が見えた。
「長閑」と「閑散」「閑静」の違いは?
「長閑」に似ている語に「閑散(かんさん)」「閑静(かんせい)」があります。
「長閑」と「閑散」の違いは?
「閑散」は、
①ひっそりと静まりかえっていること。また、そのさま。
②仕事がなくて暇なこと。また、そのさま。
③売買・取引などが少ないこと。また、そのさま。
という意味です。
「長閑」は、主に、静かでのんびりと落ち着いているさまをいいます。
対して「閑散」は、「閑散とした商店街」のように、人がいなくてひっそりと静まりかえっているさまや仕事がなくて暇なさまをいい、不況や不景気を表す悪い意味で使われることが多いです。
「長閑」と「閑静」の違いは?
「閑静」は、もの静かで、落ち着いたさまという意味です。
「長閑」は、静かでのんびりと落ち着いているさまや天気が良くて穏やかなさまをいいます。
対して「閑静」は、「閑静な住宅街」のように、土地や住居などが、もの静かでひっそりとしているさまをいいます。
「長閑」は、のんびりとした空気感をいいますが、「閑静」は、主に土地や住居などが静かなさまをいう点が違います。