【二字熟語】
暢気
「呑気」「暖気」とも書く。「呑気」「暢気」は当て字。
【読み方】
のんき
「のん」は唐音。
【意味】
①性格や気分がのんびりとしていること。こせこせしないこと。また、そのさま。
②気晴らしをすること。気散じをすること。
【語源・由来】
「のんき」は、元々は「暖気」。中国では「暖気(だんき)」と読み、暖かい気候を意味した。中世頃の日本では「気晴らしをすること。気散じをすること」という意味として「暖気(のんき)」が使われた。
【類義語】
気楽、安楽
【対義語】
心配性、腐心、悲観
暢気(のんき)の使い方
健太くん。来週は大事な試合があるというのに、こんな所で釣りをしているなんて暢気ね。
釣りをすると集中できるんだよ。
暢気に構えているわけじゃないのね。
精神統一をしているんだよ。
暢気(のんき)の例文
- 締め切りが近いというのに、暢気に構えている。
- 隠居して暢気に暮らす。
- 健太くんは暢気な性分だ。
- どんな時でも暢気にしているともこちゃんは大物だ。
- ともこちゃんはおじいちゃんに似て暢気だ。
「暢気」と「呑気」の違いは?
「暢気」は「呑気」とも書きます。
どちらも当て字で、漢字表記は異なりますが意味や使い方は同じです。
当て字とは、字の本来の用法を無視して、当座の用のために異なる語の表記に転用した漢字などの文字のことです。