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「能弁」の意味と使い方や例文!「訥弁」「雄弁」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
能弁

【読み方】
のうべん

【意味】
弁舌がたくみなこと。話がうまくよくしゃべること。

【語源・由来】
「能」は「特定の技術に達者なこと。」
「弁」は「かたる。話す。述べる。説きあかす。また、言葉づかい。」

【類義語】
多弁、饒舌

【対義語】
寡黙

能弁(のうべん)の使い方

ともこ
校長先生を誰かが説得しないといけないわね。
健太
ともこちゃんの能弁をもってすれば説得することができるんじゃないの。
ともこ
数多のモンスターペアレンツとやりあってきた校長先生が相手なのよ。
健太
ともこちゃんなら大丈夫だって。ともこちゃんにまかせた。

能弁(のうべん)の例文

  1. 能弁であるべき弁護士が絶句していた。
  2. 僕は能弁を武器だと思っているが、ともこちゃんは沈黙が武器だと思っている。
  3. 健太くんは女性の前では能弁になる。
  4. ともこちゃんは能弁に語った。
  5. 一瞬言いよどんだ後、急に能弁になった。

「能弁」と「訥弁」「雄弁」の違いは?

能弁」に似ている語に「訥弁(とつべん)」と「雄弁(ゆうべん)」があります。

「訥弁」と「雄弁」の意味

訥弁」・・・「つかえがちな下手な話し方。」
雄弁」・・・
①人に感銘を与える、巧みで力強い弁舌。弁舌が力強く、すぐれていること。
②(「~に」の形で)ある事実などをはっきり表しているさま。

「能弁」「訥弁」「雄弁」の違い

能弁」と「訥弁」と「雄弁」の違いは、「能弁」は「物の言い方が上手」、「雄弁」は「説得力がある話し方」ということを表し意味が違います。

訥弁」は二語と逆で「話し方が下手」ということを表します。