【二字熟語】
離脱
【読み方】
りだつ
【意味】
ある状態や所属からぬけ出ること。
【語源・由来】
「離」は「別々になる。はなれる。わかれる。はなす。」
「脱」は「ある枠や組織から抜ける。抜け出す。はずれる。」
【類義語】
脱退、離別、脱離、分離、脱出
【対義語】
復帰、参加、吸収
離脱(りだつ)の使い方
ともこちゃん。昨日、幽体離脱に成功したんだよ。
肉体と精神が分離するというやつ?肉体に戻れなくなったらどうするの?
あまり肉体から離れなければ大丈夫だよ。
たまに、幽体離脱して客観的に自分をみつめるのもいいかもしれないわね。
離脱(りだつ)の例文
- 新型コロナウイルスの陽性反応が出たために、昨日の試合から戦線離脱した。
- 意見が衝突し、連立政権からの離脱を決心した。
- アルコール中毒の彼は、アルコールを断ち離脱症状が出てつらそうだ。
- そのボス猿は、喧嘩に負けて群れを離脱した。
- 薄くては味がなくていかんとか、いかにもケチだとか感じることがそれだ。それが完全に離脱できないと、味の妙は分らないようだ。また、そういうことも、味の上に作用することを知っていなければ、すべての人をけなすわけにはいかぬ。(北大路魯山人、道は次第に狭し)
「戦線離脱」とは?
「離脱」を用いた表現の一つに「戦線離脱(せんせんりだつ)」があります。
「戦線離脱」とは、戦闘の第一線からぬけ出ることをいいます。
【例文】
- 今シーズンは、怪我で戦線離脱する選手が多かった。
- エースの戦線離脱で敗北を余儀なくされた。
- 健太くんは、ともこちゃんに夢中な男子生徒のうちの一人だったが、戦線離脱しライバルが一人減った。