【二字熟語】
所為
【読み方】
せい
昔は「しょい」と読んでいたが、現代ではこれが転じて「せい」と読むことが多くなった。
【意味】
しわざ。上の語句を受けて、それがある物事(多くはよくない物事)の原因・理由であることを示す。ため。ゆえ。せえ。
【語源・由来】
ソヰ(所為)の転という。
【類義語】
所業、仕業、理由
「気の所為」とは?
「所為」は日常会話で「気の所為(きのせい)」という言い方で使われます。
「気の所為」は、実際にはそうでないのに、自分の心の状態が原因でそのように感じられることをいいます。
【例文】
- 気の所為か、鳥の声がする。
- 気の所為か、彼女の元気がないようだった。
- 部屋に入ると、気の所為かいつもと何かが違う気がした。
所為(せい)の使い方
ともこちゃん。泣き声が聞こえない?
気の所為じゃないの?
いやいや。はっきり聞こえてきたよ。気の所為じゃないよ。
ここには私と健太くんしかいないのよ。いるとしたらそれはお化けよ。
所為(せい)の例文
- 酒が入っている所為か声が大きい。
- 服が白の所為もあって汚れが目立ってしまっている。
- 苦労した経験の所為か思いやりがある。
- 年の所為で忘れっぽくなって困る。
- 失敗を人の所為にするな。