読み方で悩みやすい漢字の一つに、「適宜」があります。
Q「適宜」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
適宜の読み方
- 「せきぎ」
- 「てきぎ」
- 「せきぎ」と「てきぎ」両方とも
このページでは、悩みやすい「適宜」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「適宜」の読み方は、「せきぎ」?「てきぎ」?
適宜の正しい読み方は「せきぎ」「てきぎ」どちらなのでしょうか?
「適」の音読みは「テキ」表外読みとして「セキ」「タク」、訓読みは表外読として「あ(し)」「かな(う)」「たまたま」「ゆ(く)」となります。
一方「宜」の音読みは「ギ」、訓読みは表外読みとして「むべ」「よ(い)」「よろ(しい・しく)」となります。
このことから「せきぎ」も「てきぎ」どちらも正しそうですが、どうなのでしょう。
さて、結論を言ってしまうと、適宜の読み方は「てきぎ」が正しく、「せきぎ」は間違いです。
つまり、答えとしては2つ目の「てきぎ」ということになります。
稀に適宜の「宜」と「宣」が似ているため、混同し「てきせん」などと勘違いすることもあるようですね。
「適宜」の意味
適宜とは、「その時その時の状況に合っていること」「便宜に従うこと」の意味となります。
適宜の使用例としては「適宜の処置を行う」「適宜対応すれば問題ありません」などがあります。
【関連記事】
・「適宜」の意味と使い方や例文!目上に使う際の注意点は?「随時」「適時」との違い!(類義語)
[blogcard url=”https://proverb-encyclopedia.com/two/tekigi/”]
まとめ
- 適宜の読み方は「てきぎ」が正しい。
- 適宜を「せきぎ」と読むのは間違い。
- 適宜とは「その時その時の状況に合っていること」「便宜に従うこと」の意である。