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伝手の読み方!「つて」と「でんしゅ」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「伝手」があります。

問題

Q「伝手」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

伝手の読み方
  1. 「つて」
  2. 「でんしゅ」
  3. 「つて」と「でんしゅ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「伝手」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「伝手」の読み方は、「つて」?「でんしゅ」?

読み方

 

伝手の正しい読み方は、「つて」「でんしゅ」どちらなのでしょうか。

漢字から察すると「でんしゅ」はありそうですが、「つて」にも聞き覚えはありそうですね。

 

「伝」の音読みは「デン」表外読みとして「テン」、訓読みは「つた(う・える・わる)」表外読みとして「つて」となります。

一方「手」の音読みは「シュ」表外読みとして「ズ」、訓読みは「て」「た」となります。

このことから「つて」も「でんしゅ」も正しそうですが、どうなのでしょう。

 

結論を言ってしまうと、伝手の読み方は「つて」が正しく「でんしゅ」は間違いです。

つまり、答えとしては1つ目の「つて」ということになります。

※「伝」だけでも「つて」と読むことが可能で、こちらの方が多く使われるかも知れません。

 

さて、何故伝手を「つて」と読むのでしょうか?

伝だけでも「つて」と読むから不思議ではありませんが、これを熟字訓とする説があります。

訓読みが漢字を日本語として意味が通じるように読ませるように、熟字訓とは熟語に対して日本語の意味が通じる読み方で読ませたものです。

簡単にいってしまえば、一つの熟語に対して訓読みをしているということですね。

他にも今日(きょう)明日(あした)昨日(きのう)等様々な熟字訓があります。

「伝手」の意味

意味

伝手の意味としては、「ことづて。ひとづて」「てづる。てがかり」「物のついで」となります。

 

伝手を用いた例文としては「先輩の伝手を頼って就職した」等があります。

【関連記事】
「伝手」の意味と使い方や例文!「伝手を頼る」とは?(類義語)

まとめ

まとめ
  • 伝手の読み方は「つて」と読むのが正しい。
  • 伝手を「でんしゅ」と読むのは間違いである。
  • 伝手は「ことづて。ひとづて」「てづる。てがかり」「物のついで」の意である。