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「雌伏」の意味と使い方や例文!「雌伏雄飛」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
雌伏

【読み方】
しふく

【意味】
人に屈伏して従うこと。また、実力を養いながら活躍の機会をじっと待つこと。

【語源・由来】
雌鳥が雄鳥に従う意から。

【類義語】
頃合いをみる、下積み生活を送る、手ぐすね引いて待つ、虎視眈々

【対義語】
雄飛

雌伏(しふく)の使い方

ともこ
健太くんはいつになったら活躍するの。
健太
今は雌伏しているだけだよ。時機を見て華々しくデビューするよ。
ともこ
雌伏したまま人生が終わりそうね。
健太
そんなことないよ。大活躍して後世に名を残すよ。

雌伏(しふく)の例文

  1. 雌伏10年、ようやく彼にも出番が回ってきた。
  2. 長い雌伏の日々が終わり、栄光の時が訪れるだろう。
  3. しばらくは雌伏を強いられるだろうが、いつか本社に戻りたい。
  4. 雌伏の時を経て、大舞台に舞い戻ってきた。
  5. 人生に雌伏の時期は必要、いつか必ず返り咲く。

「雌伏雄飛」とは?

雌伏」を用いた表現の一つに「雌伏雄飛(しふくゆうひ)」があります。

雌伏雄飛」とは、
人に付き従い低い地位に甘んじていることと、盛んに活躍すること。また、将来を期して人の下に従い、低い地位に甘んじ、やがては大いに羽ばたき活躍すること。

という意味です。

雄飛」は、雄鳥が飛ぶように、盛んに活躍することという意味です。
出典は『後漢書』趙典伝です。

【例文】
・成功するにはタイミングが大事だから、雌伏雄飛を期していました。
雌伏雄飛を期して上司の言いなりになっているだけで、彼の本性は野心の塊だ。