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「至上」の意味と使い方や例文!「至上命令」とは?(類義語)

【二字熟語】
至上

【読み方】
しじょう

【意味】
この上もないこと。また、そのさま。最上。最高。

【語源・由来】
「至」は「この上ない。いたって。」
「上」は「価値・程度がうえ。すぐれている。」

【類義語】
無上、最上、最高

至上(しじょう)の使い方

健太
勝利至上主義のせいで、ブラック部活が増えているんだって。
ともこ
昔からあったんでしょうけど、教員の働き方改革を機に問題になることが多くなったんでしょうね。
健太
やるからには勝ちたいと気持ちも分かるけどな。
ともこ
部活でへとへとになって勉強がおろそかになったら本末転倒なんじゃないかしら。

至上(しじょう)の例文

  1. 企業の加熱する至上主義が、社会問題を引き起こしている。
  2. 操業の安定は、企業の至上命令だろう。
  3. こんな賞をいただくことができるとは、至上の名誉です。
  4. 世界には白人至上主義がはびこっている。
  5. 至上の喜びで、大声で歌い出したいくらいだ。

「至上命令」とは?

至上」を用いた表現の一つに「至上命令(しじょうめいれい)」があります。

至上命令」とは、「絶対に服従しなければならない命令。他のすべてに優先して行わなければならない事柄。」という意味です。

【例文】
・売り上げ10%アップは至上命令です。
・部長から至上命令が下った。
・リーグ制覇を至上命令とする。

「景気回復が至上命題だ」のように達成しなくてはならない最重要課題、取り組むべき最大の問題の意で「至上命題」が使われることがありますが、「命題」は、論理学で「AはBである」などの、真または偽を問う文のことをいいます。
至上命令」と混同した誤用とみなされるものが多いので注意しましょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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