【二字熟語】
心底
「真底」とも書く。
【読み方】
しんそこ
【意味】
1⃣[名]
①心の奥底。心根 (こころね) 。しんてい。
②(真底)物事のいちばんの奥底。いちばん深いところ。
2⃣[副]心から。本当に。
【語源・由来】
「心」は「こころ。精神。」
「底」は「そこ。ものの最も下の部分。奥深いところ。」
【類義語】
内心、肺腑
【対義語】
口先、先端
心底(しんそこ)の使い方
船が浸水し始めた時は心底恐怖を感じたよ。
もうだめかと思ったわよね。
まさかイルカに助けられるとはね。
あのイルカのおかげで、いまこうして元気でいられるのよね。心底から感謝の意を表したいわ。
心底(しんそこ)の例文
- 健太くんのことが心底憎たらしく思う。
- ともこちゃんは、いつもの作り笑いではなく心底からの笑顔を浮かべていた。
- 自分は運が良かったのだと心底からそう思っている。
- ともこちゃんに放った一言を心底後悔している。
- 心底から発した言葉ではなく、表面的な社交辞令的な言葉だ。
「心底」と「内心」の違いは?
「心底」に似ている語に「内心(ないしん)」があります。
「内心」は、
①表に出さない気持ち。心のうち。心中。副詞的にも用いる。
②三角形の内接円の中心。三つの内角それぞれの二等分線が交わる点に一致する。
という意味です。
「心底」も「内心」も、心の奥深いところという意味です。
しかし「内心」は、副詞的に、心の中ではという意味があります。
対して「心底」は、副詞的に、心からという意味で使う点が違います。