「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「取捨」の意味と使い方や例文!「取捨選択」とは?

【二字熟語】
取捨

【読み方】
しゅしゃ

【意味】
取り上げて用いることと、捨てて用いないこと。必要なものを選んで不要なものを捨てること。

【語源・由来】
「取」は「とる。つかみとる。手に入れる。」
「捨」は「すてる。」

取捨(しゅしゃ)の使い方

健太
情報があふれているよね。
ともこ
江戸時代の人が一生かかって得た情報を、現代人は一日で得ているんですって。
健太
情報を取捨選択する能力を鍛えないと、情報に溺れてしまうよね。
ともこ
取捨選択すると同時に、情報の真偽を見抜く能力も必要よね。

取捨(しゅしゃ)の例文

  1. 選ぶ際に、自分の好みと直感で取捨しました。
  2. こういう情勢下では、株の個別銘柄の取捨選択が難しい。
  3. 情報の優先順位を誤らず取捨選択し、正しく視聴者に伝える努力をする。
  4. 傑作ばかりなので、短編集に掲載する物語の取捨選択は難しかった。
  5. AIが自動的に、届いたメールを取捨選択してくれる。

「取捨選択」とは?

取捨」を用いた語に「取捨選択(しゅしゃせんたく)」があります。

取捨選択」は、取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から、悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ることという意味です。

選択」は、よりよいものを選び出すことをいいます。

【例文】
・膨大な量の資料から必要なものを取捨選択しないといけない。
・良い人材を取捨選択するのは難しい。
・どのアイディアを選択するか、取捨選択に迷う。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。