「集約」の意味と使い方や例文！「統合」「収集」との違いは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
集約

【読み方】
しゅうやく

【意味】
物事を整理して、一つにまとめること。

【語源・由来】
「集」は「あつまる。あつめる。つどう。よせあつめる。」
「約」は「短く縮める。かいつまむ。つづめる。」

【類義語】
集束

【対義語】
分散、飛散、疎ら、散会

集約（しゅうやく）の使い方

この製品には、最先端技術が集約されているね。

最先端だけど、操作は簡単ですごいわよね。

感覚的に操作することができるんだよ。

そもそも簡単だから説明書がないのね。最先端ってすごいわあ。

集約（しゅうやく）の例文

1. 国は地方自治体の意見を集約し、提言を発表する方針です。
2. 決定権限を少人数の組織に集約する。
3. オンライン化したことで、窓口を5か所閉鎖し、一か所に集約した。
4. バラバラになっていたバスやタクシーなどの二次交通機能を集約し、空港の利便性を図る。
5. 日本の農業は、少ない面積で多くの資本を費やす集約農業が多い。

「集約」と「統合」「収集」との違いは？

「集約」に似ている語に「統合（とうごう）」「収集（しゅうしゅう）」があります。

「集約」と「統合」の違いは？

「統合」は、二つ以上のものを合わせて一つにすることという意味です。

「集約」も「統合」も、一つにすることをいいます。

しかし「集約」は、整理するために寄せ集めてまとめることをいいます。

対して「統合」は、機能を高めるために一つにまとめることをいいます。

「集約」と「収集」の違いは？

「収集」は、
①寄せ集めること。
②趣味・研究などのために集めること。また、そのもの。コレクション。

という意味です。

「集約」も「収集」も、寄せ集めることをいいます。

しかし「集約」は、物事に対して使われます。

対して「収集」は、物に対して使う点が違います。