【二字熟語】
疾風
【読み方】
しっぷう
【意味】
①速く激しく吹く風。はやて。
②風速毎秒8.0~10.7メートルで、風力階級5の風。
【語源・由来】
「疾」は「速度がはやい。」
「風」は「大気の動き。かぜ。」
【類義語】
はやて
【対義語】
微風
疾風(しっぷう)の使い方
困難なときに、僕から離れず協力してくれた友人たちがいるんだ。
疾風に勁草を知るってやつね。それこそ本当の友達ね。
大変だったけど、一生ものの仲間との絆を再確認することができたことは幸せだったよ。
大事な宝物を得ることができたわね。
疾風(しっぷう)の例文
- 疾風の中でボートを漕ぐのは大変だった。
- 疾風の音はあらゆる音をかき消すすさまじいものだった。
- 思春期は疾風怒濤の時代と言われています。
- 彼は、疾風のごとく左サイドを駆け上がっていった。
- 火山の噴火は溶岩だけでなく、火砕サージという高温の疾風を伴うことがある。
「疾風怒涛」「疾風迅雷」とは?
「疾風」を用いた表現に「疾風怒涛(しっぷうどとう)」「疾風迅雷(しっぷうじんらい」があります。
「疾風怒涛」とは?
「疾風怒涛」とは、
①追い風と大きな波。
②ドイツ語「シュトルム‐ウント‐ドラング」の訳語。
という意味です。
「怒濤」は、荒れ狂い逆巻く波のことをいいます。
【類義語】
・狂瀾怒濤(きょうらんどとう)
【例文】
・この疾風怒濤の如き接待は、津軽人の愛情の表現なのである。(太宰治、津軽)
・疾風怒涛の連続攻撃を受けて、わが軍は疲弊した。
「疾風迅雷」とは?
「疾風迅雷」とは、「素早く激しいさま。速い風と激しい雷の意から。」という意味です。
「迅雷」は激しく鳴る雷という意味です。
出典は『礼記』玉藻です。
【類義語】
・迅速果敢(じんそくかかん)
・電光石火(でんこうせっか)
【例文】
・疾風迅雷の素早さで、賊を一網打尽にした。
・健太くんのチームは疾風迅雷の快進撃をおさめた。